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61.子どもと大人が出会う場所—本のなかの「子ども性」を探る その4
原書名 : SIGNS OF CHILDNESS IN CHILDREN'S BOOKS〈Hollindale, Peter〉 著 者: ピーター ・ホリンデイル 監訳:猪熊 葉子 ISBN: 4-7601-2264-8 発行所: 柏 書房 発行日:2002年9月15日 テクスト の 子ども性 よりの抜粋 子ども性は、子どもの文学のテクストを他の文学ジャンルから区別するための際立った特性であり、子どもがテクストを読む際に持ち込む特質でもある、ということを主張したい。 子どもとテクストとの出会いは、うまくすれば動的なものとなる。つまり、「テクストの子ども性※1 」は、子どもの子ども性を変えることがあるし、子どもの子ども性もまた、テクストの子ども性を変えることがある。(P100)    テクストのこども性で語られている相互作用と今日の問題点は、こどものための商品がこどもの成長過程に何らかの影響を与えるとともに、デザイナーが生みだす商品をも変えて行くという意味合いにおいて、そのまま現代のキッズデザインにも当てはまるのではないでしょうか。   ※1 テクスト の子ども性 作家が、子どもの本を書く際に、テクストに付与するものである。テクストの子ども性は、子どもの読者が本を読む際にもち込む「子どもの子ども性」と交流し、相互に影響し合う。そこに子どもの文学という事象が成立する。子ども自身がもち合わせている子ども性と、テクストが内包している子ども性とは、時代差や個人差などによって合致したりかけ離れていたりする。二者の交流が生みだす作用にこそ、子どもの文学の特質があるのだが、今日の社会状況では、この交流がうまく行われるのが難しくなっているという。 [tag:こども性]  
62.子どもアートボランティア講座2
今日は、京都千本出水にある臨済宗のお寺「光清寺」を会場に開かれた「子どもアートボランティア講座2」に行ってきました。 子どもとアートの施設と教育研究プロジェクトを同志社女子大学現代こども学科教授の上田先生と、九州大学ユーザーサイエンス機構特任教授の目黒先生とが話し合う、必見の対談でした。 本堂前に広がる枯山水の庭「心和の庭」は、作庭家・重森三玲氏による庭園だそうで、そうとは知らず全景写真を撮っていませんでした。 いやはや残念!また機会があれば行ってみたいです。 セサミストリートから始まり、ボストン・チルドレンズミュージアムを経て、吉野のネオミュージアムに至る出来事、ラーニングアートを熱く語る上田先生(中)。 廃校や老朽化した動物園などのRe(再生)をキーワードに、福島・篠山・沖縄で手がけた「チルドレンズ・ミュージアム」についての持続性と運営について訥々と語る目黒先生(左)。 心に残ったキーワードを上げておきます。 「ネオミュージアム」に展示物はない!人と人とのコミュニケーション、出来事が展示物。 学校からは変わらない。インフォーマルな学びの場が必要。 強制された学びではない、みんなが先生。つくることが大事。 「グロース・マインドセット」脳は伸びるよ! 「プレイフル・ラーニング」状況をデザインしよう! ミュージアムを持続させるには働きやすい環境と館長が必要 ミュージアムには空間の魅力と展示物の魅力、見習いたいと思うおとながいること。 運営を逆算してミュージアムを構想する 本の扉は、本の中の世界に入っていって、返ってくるためにある。 絵本はリズム。おなかの中のこどもにも絵本を読み聞かせてください。 同じ展示をしない。作っているところをこどもに見せるのが最良のミュージアム。 「ネオミュージアム」は、1階が活動、2階がリフレクション(省察)、3階が研究所(セオリーを考える場) アートは誠意をかたちにすること。ことばにしたくてもできないもの。 こどもは語彙が少ないからこそ、天才的な詩人の表現ができる 6歳までは神!こどもは神話的時間を生きている 遊びと学びは同じ 「大学の先生は5年間外の世界を見ないと先生になれない」という法律をつくれ! こどもどうしのタテ社会と水平思考の地域社会の崩壊がこども時代の時間を奪った ワークショップは人生(all my life)をかけて仕込みする。結果はわからないけど。 学びの結果はすぐには表れてこないが、あるとき、ストンと腑に落ちる音が聞こえてくる。 「学問を楽しむには?」・・・「じっくりと時間をかけること」 あばれるこどもが私のなかにいる「ニーチェ」 ミュージアムには、ソフトウェア、ハードウェア、ヒューマンウェアが必要 ボランティアには「自生する植物」という語源がある。
63.子どもたちの建築デザインー学校・病院・まちづくりー(その2)
著 者: 鈴木 賢一 ISBN:4-540-06245-X 発行所: 農山漁村文化協会 発行日:2006年07月  1章 子どもとまちづくり—ワークショップの可能性— まち歩きのすすめ 風景を切り取る よりの抜粋 ただ闇雲に「まち歩き」するのではなく、成果を共有するための方法が必要です。子どもたちに簡単にできる方法の一つは、使い捨てカメラまたはポラロイドカメラでの写真撮影です。面白い写真を撮るという明確な目標を与えられた子どもたちは、さながら小さな新聞記者、「路上観察学会会員予備軍」といった様子で、蜘蛛の子を散らすようにまちの取材に出かけます。 しばらくすると名前のわからない巨木があった、実のなる木があるといって、ささやかな自然を見つけてきます。紅葉した葉っぱとドングリを合わせて持ってきてくれます。コンクリート塀を突き破った木の根、変な形の外灯、アメンボが描かれたマンホールなど、ちょっと変わったものへの興味は大人より子どもの方が勝ります。良い写真を撮ろうとひとひねりを狙う大人と違い、小学生の写真はストレートです。   (中略) 撮影された写真を並べて気が付くことは、意識しなければどこのまちにもありそうで見過ごしがちなものばかりだということです。しかし、どの被写体も地域独自のものでかけがえがなく、各々濃密ないわく因縁を持っていそうです。しかも、その時その場で撮影しないと意外にシャッターチャンスを逃すものもあります。写真は見えている視界全体の中から、特定のシーンを切り取る作業ですから、撮影者独自の世界観が見え隠れします。子どもは、写真でまちの新しい見方を無意識のうちに教えてくれます。(P53)     こどもOS研究会では「ぼくらの町のお散歩会!」というこども参加のワークショップを通じて、こどもたちの自然な振舞い(こどもOS)を調査する予定です。 こどもたちにビデオカメラ、おもちゃのマイク、地図を渡して実際のテレビクルーさながらに、こどもたちが知っている楽しい場所をレポートしてもらうのです。 まち歩きイベントの形を借りていますが、私たちのもう一つの目的は「こどもOS」の観察。 こどもたちのまち歩きの様子をメタカメラで捉えるというのはドキュメンテーションの入れ子状態ですね。     [tag:まち歩き こどもOS 気づき]
64.子どもと大人が出会う場所—本のなかの「子ども性」を探る その3
原書名 : SIGNS OF CHILDNESS IN CHILDREN'S BOOKS〈Hollindale, Peter〉 著 者: ピーター ・ホリンデイル 監訳:猪熊 葉子 ISBN: 4-7601-2264-8 発行所: 柏 書房 発行日:2002年9月15日 大人の子ども性 よりの抜粋 一方、大人がル・グウィン ※1 がいうところの「生き残った子ども」を、自らの内に保ち続けることができたり、成熟した自己を完成できたりするのもまた、子ども性によるのである。 ここで、フロリツェルからポリクシニーズへ、子どもから大人へ、あるいは息子から父親へと視線を移してみよう。すると、ポリクシニーズやリオンティーズの「大人の子ども性 ※ 2 」には、子どもであるフロリツェルの子ども性とはまた別の特性があることがわかる。 (中略) 私たち大人は、物語を語ったり読んだりすること、そして小説を書いたり読んだりすることによって遊んでいる。たとえその活動がどんなに複雑であろうが、分別を伴うものであろうが、痛みを伴うものであろうが、遊びと呼べるものなのである。私たち大人は、子どもたちが読書をするときのように、意識することなく学んでいることがある。遊びというものの多くは、それと知らずになされた学びであり、また最高の学びとは、それと知らずになされた遊びなのだ。子どもの文学は、この原理に基づいている。また。大人の文学についても同じことがいえる。 (中略) フロリツェルと遊んでいるとき、ポリクシニーズは大人であることをやめはしない。つまり大人は、子どものようには読書をしないのと同じように、子どものようには遊ばない。しかしフロリツェルとポリクシニーズの間には、相互交流がある。子ども時代や子どもの振る舞いに対する二人の思いは、喜ばしいことに一致している。この、大人と子どもに共通する価値観によって、大人はいわば参加する傍観者として子どもとつながることができるのだ。 (中略) フロリツェルとポリクシニーズに共通して見られる、子ども時代や子どもの振る舞いに対する思いこそが、「子ども性」なるものである。フロリツェルにとっての子ども性は、子どもであるという自分の現在の状態についての感覚である。一方、ポリクシニーズにとっての子ども性は、息子と遊んだり観察したりするなかで、子ども時代の記憶を引き出したり、子どもの特性に価値を見出したり、息子の将来に希望を抱いたりすることを通じて、再構築されるものである。つまり子どもの特性は、子どもと大人に共有のものだ。もっとも子どもと大人では、異なった体験や理解の仕方をするのだけれども。(P99)   もうひとつの子ども性は、「大人の子ども性」という言葉です。子どもとともに遊び、笑い、驚き、感動し、価値を共有してきたものは、私のなかの子ども性がそうさせていると言えるものです。  そして、この「大人の子ども性」こそが、文学や芸術、科学やデザインなどを生み出していく知的探究心や創造性の源となっていることは、間違いのないことだという気がしてい ます。   ※1 ル・グウィン アメリカの作家アーシュラ・ル・グウィン(1929〜)代表作は、架空の第二世界アースシーを舞台にした魔法使いゲドの旅を描く「ゲド戦記」。 ※2 大人の子ども性 大人がもつ、子ども時代や子どもの振る舞いに対する思いが、大人の子ども性である。大人が子どもと共有できる特性であり、大人になっても自らの内に子どもを保ち続けたり、子どもと遊んで楽しいと感じるのは、この子ども性によるのである。 大人は、子どもと遊んだり子どもを観察したりするなかで、自らの子ども時代の記憶を引き出したり、子どもの特性に価値を見出したり、子どもに期待したりする。これを通じて子ども性を再構築していくことになる。主観性の強い構築物であり、また、直接的であるか間接的であるかにかかわらず、かかわった子どもの子ども性に影響を与えるという。 [tag:こども性]
65.「こどもOSランゲージ」デザイン思考のための アイデア発想手法inWonderLAB-osaka
 既成概念に捕われない子どもたちの思考や行為など“子どもの感性”に着想を得て、キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」が研究開発した情緒的なアイデア発想手法「こどもOSランゲージ」を活用した、アイデア発想ワークショップを行います。  子どもの頃に誰もが経験したことのある遊びや楽しみは、私たちが本質的に持っている情緒的な価値観の源泉であるとともに、創造的なアイデアを生み出す“デザイン言語”でもあります。皆さんも、発想ツール「プレイフル・デザイン・カード」を使って、商品やサービスの開発の現場ですぐに使える発想法を身につけてみませんか?! こんな悩みにお応えするのが「こどもOSランゲージ」です! 「 開発したいテーマはあるが、画期的なアイデアが思い浮かばない・・」 「 社会通念、既成概念に捕われ過ぎて、商品企画がうまく進まない・・」 「 活発な意見が飛び交う遊びゴコロのある開発会議を模索している・・」   ワークショップテーマ・「閉鎖空間」 日 時・平成30年3月19日(月)午後2時~5時(入館1時30分~) 会 場・ワンダーラボ大阪 1階 HUB(大阪府門真市大字門真1006 パナソニック㈱ 先端研究本部 西門真地区) 講 師・大阪府産業デザインセンター 主任研究員 川 本 誓 文(キッズデザイン協議会 こどもOS 研究会 リーダー) 対 象・商品企画・デザイン担当者等 定 員・30名(定員に達し次第締め切らせていただきます) 受講料・無料 申込み・定員に達しましたので、締め切らせていただきました。 案内チラシ・「こどもOSランゲージ」デザイン思考のための アイデア発想手法 主 催・キッズデザイン協議会 大阪府産業デザインセンター
66.大阪府産業デザインセンターは、咲洲庁舎25階に移転しました
大阪府産業デザインセンター は、平成25年4月1日(月)より「大阪府咲洲庁舎25階」 に移転しました。 (最寄り駅:ニュートラム「トレードセンター前駅」) 都心から遠くなりますが、当センターの事業運営につきまして、引き続きご愛顧の程、よろしくお願い致します。(川本) 〒559-8555大阪市住之江区南港北1-14-16 大阪府咲洲庁舎25階 移転に伴い、電話番号とファックス番号が変わります。 [TEL] 06-6210-9491 [FAX] 06-6210-9505 *メールアドレス(info@oidc.jp)に変更はありません。
67.子どもたちの建築デザインー学校・病院・まちづくりー(その5)
著 者: 鈴木 賢一 ISBN:4-540-06245-X 発行所: 農山漁村文化協会 発行日:2006年07月  1章 子どもとまちづくり—ワークショップの可能性— まちづくりへのアイドリング  まちづくりゲーム—向こう三軒両隣 よりの抜粋 このまちづくりゲームでは、住宅の模型づくりと同様に、大人チームと子どもチームに分けて作業をします。大人たちはついつい子どもに余計な世話をしてしまうので、それを避けるためです。まちの完成までのプロセスは大人と子どもではまったく対照的です。子どもたちはつくりながら考え調整していきます。大人は考えがまとまるまで手が動きません。大人のまちは完成度が高いのですが、まちの楽しげな雰囲気は子どもたちにはかないません。 個人の夢の実現は、周囲の理解と支援が必要であり、そのためには守るべきまちづくりのルールがあることに何となく気付いてくれれば、まちづくりへのアイドリングも完了です。(P65)     おとな(親)とこどもとが一緒にワークショップを行うと、たいていのおとなは良かれと思って「ここはこうした方がいいよ」と助言したり手伝ったりして、こどもたちに構いすぎてしまいます。 こどもOS研究会の場合はさしづめ、「危ないから降りなさい」とか「汚いからやめなさい」という親や教師の目線になるでしょうか。これでは自然な普段の状態でのこどもOSを発見することはできません。 このため、迷いましたが2009年の小学校でのワークショップでは一般参加者の募集をやめ、目標設定と価値観を共有できている「こどもOS研究会」のメンバーが調査研究に当たることになりました。 調査結果はこのサイトや、水都大阪2009の会場で発表いたしますのでお許しとご理解の程、よろしくお願いします。     [tag:こどもOS]
68.四国経済産業局がキッズデザインワークショップを開催
「プレイフル・デザイン・スタジオ」の活動に基づき、四国経済産業局がキッズデザインワークショップを開催します。 ファシリテーターは大阪を代表するプロダクトデザイナーのムラタチアキさんです。 大阪で始まった「こどもOS研究会」の取り組みが四国でどのように受け入れられ、広まって行くのか。 興味深く見守っています。   日 時:平成20年12月12日(金)13:30〜17:00(終了後、ムラタチアキ氏との交流会があります。) 場 所:高松市美術館 講堂(高松市紺屋町10-4) 定 員:50名(先着順) ※定員を超えた場合は聴講参加となります。 参加費:無料 (交流会への参加費は2,000円です。) 【申込み方法】 1.Eメールで参加申込み 氏名・所属(会社名・部署名)・電話番号・メールアドレス・交流会への参加有無を記載し下記アドレスへ申込み   kids@nexus-web.info 主催者より参加票をお送りします。 2.写真をEメールで送信 「こどもになってみて発見した日常の一場面」を撮影し、デジタル写真1枚(JPEG形式)をメールにてお送り下さい。
69.キッズデザイン連続講座「子ども視点・子ども基準のデザインの実践」
キッズデザイン連続講座 「子ども視点・子ども基準のデザインの実践」お知らせ キッズデザイン協議会が全5回のキッズデザイン連続講座を開催いたします。 本講座はキッズデザイン賞審査委員を始めとするデザイン・クリエイティブの第一線で活躍する講師陣を招き、子ども視点・子ども基準のものづくり、プログラム開発のありかたについて豊富な事例をご紹介するものです。 <開催要領> ■場 所: 日本科学未来館 7階 イノベーションホール http://www.miraikan.jst.go.jp/ 東京都江東区青海2-41 TEL:03-3570-9151 ゆりかもめ テレコムセンター駅から徒歩4分 http://www.miraikan.jst.go.jp/guide/route/ ■内 容: 第1回:キッズデザインの開発コンセプト 講師:赤池 学(科学技術ジャーナリスト/キッズデザイン賞審査委員長) 日時:2008年11月20日(木)15:00~17:00 第2回:子ども目線・子ども視点のものづくりのポイント 講師:益田 文和(プロダクトデザイナー/キッズデザイン賞審査委員) 日時:2008年11月26日(水) 15:00~17:00 第3回:子どもの安全・安心とデザインの関係 講師:石井 賢俊(工業デザイナー) 日時:2008年12月11日(木) 15:00~17:00 第4回:次世代育成プログラムおよび空間開発の動向 講師:大月ヒロ子(ミュージアム&エデュケーションプランナー/キッズデザイン賞審査委員) 日時:2009年1月15日(木) 15:00~17:00 第5回:創造性を育むデザインとは何か 講師:竹村真一(文化人類学者/キッズデザイン賞審査委員) 日時:2009年1月28日(水) 15:00~17:00 ■定 員:各回40名(先着順とさせていただき、定員になり次第、締め切りとさせていただきます) ■受講料:各回1名につき、21,000円(税込) 但し、当協議会会員は無料 ■お申し込み・お問い合わせ: 11月14日(金)までに指定の申込書にご記入の上、FAXで下記までお申し込みください。  申込書はPDSサイトからダウンロードできます。 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 研究開発部 講座・セミナー担当 ...
70.子どもたちの建築デザインー学校・病院・まちづくりー(その4)
著 者: 鈴木 賢一 ISBN:4-540-06245-X 発行所: 農山漁村文化協会 発行日:2006年07月  2章 子どもと学びの環境—欧米の学校建築に学ぶ— 遊びをせんとや生まれけむ 遊びながら学ぶ よりの抜粋 子どもたちが生き生きと健やかに育つことが、困難になってきていることを誰もが実感しています。寝食忘れて思いきり遊ぶことのできる身近な自然はありません。大人たちの仕事や生活にさりげなく触れる機会も失ってしまいました。かつてまちの中には、生活する場と働く場がほどよく混在しており、子どもは大人社会の現実が顔をのぞかせる「道」で遊んでいました。地域の中に子どもからお年寄りまで楽しめる四季折々の伝統的行事や祭りが受け継がれ、特定の地域に生活することの共同意識や帰属感を育んでいました。しかし今では地域全体で楽しむ行事は敬遠され、家庭内での個人的楽しみや地域外へのレジャーが好まれ、地域と子どもとの接点は消滅寸前です。   これまで子どもと学びの環境をテーマに「学校」を取り上げてきましたが、「学校」は子どもたちが「学ぶ」ことに対してひどく寛容なのに、「遊ぶ」ことに関してはしばしば冷たいものがあります。親も社会も、目標の明確な「学び」を強要するばかりで、「遊び」を受け入れるだけの余裕がありません。にもかかわらず子どもに対する自慢話は、きまって「昔はよく遊んだものだ」です。 「遊び」を語らずして、子どもの本質を語ることはほとんど不可能です。子どもにとっての「遊び」は生活のすべてである、とまで言い切る哲学者もいます。子どもにとってそれほどまで意味を持つ「遊び」とはいったい何なんでしょうか。例えば、自立した大人として成長するためのトレーニング、あるいは集団社会に入り込むためのシミュレーションと見ることができます。とすると、「遊び」と「学び」とはいったいどこが違うのでしょうか。「学び」には目的があるが「遊び」は目的をともなわない、という違いがあるかも知れません。しかし、子どもにとって遊ぶこととはつまり学ぶことであり、その違いを探すこと自体があまり意味を持ちません。(P187)     鈴木氏が指摘しているように、こどもたちの育ちの場が少なくなってきているのは事実であり、また、異なる年齢(縦社会)による集団の遊びの機会も減っているようです。 このような社会や地域共同体の変化が及ぼすこどもたちへの影響を調べることは大変重要です。 こどもOS研究会で行う「ぼくらの町のお散歩会!」では、「遊び(=学び)」を通じて「こどもOS」の様々なスタイルを観察・発見するとともに、現代のこどもたちにどのような遊びの場が残されているのか?地域を変えていくつかの小学校とその周囲で調査を行う予定です。     [tag:遊びこどもOS 学び]
71.花火に対する一考察
小学生ぐらいになると、花火は鑑賞のためだけではなく、遊びの道具ですね。 柄をぐるぐる回してみたり、火薬のかすで道路に白く絵を描いたりと・・・。 母親がいくら「あぶないからやめなさい!」と言っても聞く耳持たずです。 ホースから出る水なんかもそうですが、吹き出すもの、ほとばしるものに引き寄せられ、 それを自分でコントロールしたいという欲求にかられるところに何か「こどもOS」があるのかもしれません。 右側の写真なんか、まるで魔法を使っているようで「バルス!」って感じですね。知ってます?ラピュタ?
72.はじめまして
はじめまして、大阪府産業デザインセンターの川本と申します。 「プレイフル・デザイン・スタジオ」の管理者と事業事務局を努めております。 「プレイフル・デザイン・スタジオ」は、バーチャル・スタジオである、このコミュニケーションサイトと リアル・スタジオであるワークショップから成り立っており、これからその両方をリンクさせた活動を行ってまいります。 このスタジオでは「こどもOS」≓「こども性」の読み解きをベースに、社会に役立ち、しかも、楽しく魅力的なデザイン活動を実施して参りたいと思います。 皆さまの「プレイフル・デザイン・スタジオ」への積極的な参加をお待ちいたしております。
73.「こどもOSランゲージ」デザイン思考のための アイデア発想手法 in Wonder LAB-osaka開催報告
 平成30 年3 月19 日(月)パナソニック・ワンダーラボ大阪で開催した「こどもOSランゲージ」デザイン思考のための アイデア発想手法 in Wonder LAB-osakaの開催報告です。 参加者:22名(パナソニック社員12名・その他10名) 【アンケート結果から】 1.本日のプログラムについて満足されましたか?     満  足    8 ほぼ満足    9 やや不満    2 OSランゲージの内容を教えていただき、子どもの行動について学べてよかったです。 アフォーダンス、価値軸、勉強になりました。 期待どおりの内容。 時間がすこし足りなくて、もっとカードの使い方が知りたい。 大変ていねいなレクチャーでした。 子供の感性に学ぶという発想はおもしろい!他業種の方との交流する機会があるのもよかった。 新しいアイデア発想プロセスを学習できた。 子供のランゲージから普段中々思いつかないアイデアを考えることができた。 子どもOSは子供のためだけではないことが分かった。カードのウラに安全のことが書いてあることが分かった。事前予測がチェックリストとして使える。 子どもと関わり、自分も母親ですが、感覚的に理解しているものの、このように言語化されたものがあると、とてもわかりやすい。 初めて見る切り口のアイデア出し方法を体験できて参考になりました。 普段はなかなかきっかけのない他社他業種の方々とアイデアを出し合うことができ、とても刺激を受けました。 もう少し「こどもOS」「カード」などの説明・使い方の説明があった上でWSをしてみたかった。 新しい体験が出来たこと。   2.ワークショップのテーマ「閉鎖空間」について、適当でしたか?     適  当     8 ほぼ適当     7 やや不適当    4 せっかくなので、子どもをテーマにアイデア出ししてみたかったと思いました。 時間的な点、取り組みやすさの点。 どこまで閉鎖空間ととらえるかが、最初分かりにくかったが、例があると何となく理解した。 想像しやすく、たくさんの連想やアイデアが出てきた。 具体的な例が解りやすかった。 もう少しなじみのあるテーマの方が面白かったと思います。 中々閉鎖空間について考える機会がなかったので、おもしろかったです。 ...
74.キッズデザインアカデミーアイデアソン・オンラインワークショップ開催報告
皆さん、こんにちは! こどもOS研究会のリーダーを務めております、大阪府産業デザインセンターの川本です。 8月25日(火)、キッズデザイン協議会主催(運営:特定非営利活動法人Deep People)の「キッズデザインアカデミーアイデアソン」で、こどもOS発想法を使ったワークショップを行いました。 今回は、オリエンテーション1日、ワークショップ1日(←ココ)、アイデアソン2日、アイデア発表1日の、ハードな5日間の完走をめざす熱心な大学生や高校生たち25名が参加してくれました。 新型コロナの影響でオンラインワークショップとなり、私も初めての経験でしたが、zoomやmiroなどのアプリが充実しており、対面でのリアルなワークショップと遜色のないワークショップができたと思います。 発想例 発想例 アンケート結果:参加者25名 ・とても面白かったです。他のメンバーとの話し合いの道筋ができて、スムーズに進みました。 ・これからアイデアを発想する際に活用できそうなので、このアイデア発想法を学べてよかったです。今回、少しワークショップの時間が短く感じたので少し長めにとっていただくと良いと思います。 ・とてもわかりやすく、これからも役に立ちそうな知識を得ることができました。もう少し時間があれば、もっと話し合いができたかなと思います。ありがとうございました。 ・全く知らないメンバーとも共通の目標をもって進めることで話せるようになったのでとても良かったです。 ・限られた時間の中でアイディアを出しまとめることはとても難しかった。 ・今回のアイデアソンでは各グループでの話し合いのときにあまり話し合いが進まないことがあって、意見もあまりまとまっていないので明日からのアイデアソンではもっと積極的に意見を出していきたいです。 ・いろいろな学校からの生徒とお話しできる機会がなかなかないのに、こんな風に与えられた答えのない課題についてみんなで討論しながら答えを模索できるのが非常に楽しいです。 ・オンラインだと、想像の共有が難しいと感じた。 本ワークショップでは、「連想」や「類推」、「見立て」といった日頃あまり使わない脳のはたらきを使う発想を行いましたが、社会に巣立ってからの様々な課題解決や今後のキャリアアップに活かしていただければ幸いです。 皆さん、お疲れ様でした!!!
75.「ナレッジキャピタルワークショップフェス2018AUTUMN」フェルト素材の「エフパズル」で創る3Dクラフトピースをつなげて自分だけのカタチを楽しもう!開催報告
去る11月17日・18日の二日間、大阪グランフロント・ナレッジキャピタル北館にて「ナレッジキャピタル・ワークショップフェス2018AUTUMN」が開催されました。 キッズデザイン協議会こどもOS研究会は、株式会社f-pzl(エフパズル)代表の西島さんとともに「フェルト素材の『エフパズル』で創る3Dクラフト」こどもワークショップを実施しました。 フェルトは手芸でよく使われる素材ですが、「f-pzl」は縫わず、接着せずに手だけで立体造形が楽しめる知育玩具です。 想像力を働かせて手先を使うことは、インプットとアウトプットを交互に繰り返すため、脳の働きを活性化するには大変効果的です。1時間という長い時間でしたが、どの子どもたちも席を立つことなく、フェルトの組み立て作業に集中し、思い描いたものを生み出すことに没頭していました。 2日間で12回のワークショップを実施し、合計120名のこどもたちに参加していただき、ワークショップは大成功でした! なお、今回のワークショップ実施に当たり、積極的にご協力いただきました神戸芸術工科大学の曽和先生、ならびにボランティア学生の皆様には大変お世話になりました。 この場をお借りしてお礼申し上げます。 ( 画像をクリックすると実寸大表示できます。 ) [tag:ワークショップ ナレッジキャピタル こどもOS f-pzl]
76.キッズデザイン協議会のホームページに、こどもOS研究会の研究成果が掲載されました。
キッズデザイン協議会のサイト「キッズデザイン・ラボ」に、こどもOS研究会の研究成果が掲載されましたのでぜひご覧下さい。 Vol.15 子どものハザード予測と子どもから学ぶ創造性の研究 http://www.kidsdesign.jp/cat31/20171103_15.html  
77.ORIST技術セミナー ビジネスマッチングブログ(BMB)第41回勉強会開催報告
10月9日(火)に開催された「ORIST技術セミナー ビジネスマッチングブログ(BMB)第41回勉強会」の概要を報告をいたします。 参加者:22名 本日のプログラムに  満足37%  ほぼ満足50%  やや不満13% ◆事例を多く紹介していただいたので、今後の取り組みの参考(ヒント)になりそうと思いました。 ◆小学生の娘がおり、いつも子どもの視点の斬新さを製品開発に活かせないかと考えていたので、大変参考になった。◆製品評価の手法について知ることができたので、社内でも参考にしたいと思います。 ◆具体的な事例を交えてのご説明だったため、わかりやすかったです。 製品やサービスの安全・安心への取り組み  取組中67%  今後予定している6%  検討中7%  未定20% ◆Rマップを活用したリスクアセスメントは行っています。 ◆FMEA、FTAの商品開発プロセスに組み込まれています。 ◆業界で安全規格を作り、業界全体で製品安全に取り組んでいる。 ◆IoTの普及に伴い、遠隔操作や電波乗っ取りへの対策が重点課題 ◆リスクアセスメントのレベルアップを推進中 講演1「リスクアセスメントから考える子どもの製品安全」  パナソニック株式会社 プロダクト解析センター ユーザビルティソリューション部 感性評価課 係長 博士(工学)  伊藤 雅人 氏  前半は本テーマに関するパナソニックプロダクト解析センターの業務紹介から始まりました。  ユーザビリティーの科学的解析は、1.ヒューマンセーフティ(安心、安全を科学する) 2.ユーザビリティ(使いやすさ、わかりやすさを科学する)3.感性評価(心地よさ、生理効果を科学する)4.新価値創出(デザインシンキング, ターンオーバー法など) の4つのステージから成り立っているという視点から、解析事例を交えてお話し頂きました。 【リスクアセスメント】 次にリスクアセスメントの話に移ります。  リスクアセスメントは リスクを見つけ、評価し、低減する一連のプロセスを示します。今回はその中で1.リスクを見つける 2. 低減方策 の2つのステージを中心にお話がありました。SDカードの事例を交えてのお話でしたが、特に重要なのはリスクを見つけるプロセスで、これは“いかにリスクを想定できるか”であり、事故の事例やアイデア商品を集めつつ、こどもOS等を活用して発想を広げていくというお話でした。 【ワークショップ】  用意された付加価値(リスク対策)製品にどんな対策がされているかを皆さんでディスカッションをして頂きました。アイデア出しを逆体験するようなワークショップでした。 【安全対策(工夫)の事例の紹介】  事故においては子供の不慮の事故が圧倒的に多いという統計結果が講師によって提示されました。そして子供の事故においては、転落関係の事故が最も多く、誤飲、火傷、打撲等がそれに続いているとのお話でした。それらのリスクの説明と、実際の製品においてどのような対策が採られているのかということについて、様々な実例を示して頂きました。  安全対策がついた製品は倍以上の価格で市場で販売されているというお話も印象的でした。  製品安全を考えるにあたって、「どんな事故が生じていて、どんな対策が施されているか」を知ることは重要であり、そのためには「既成概念にとらわれずに発想を広げる姿勢が大切です」というお話でした。 講演2:「子どもの思考・行動特性から予測するハザードとその回避」  大阪府産業デザインセンター 主任研究員 川本 誓文  後半は、キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」が開発したツール、「こどもOSランゲージ」の成り立ちを紹介し、「プレイフル・デザイン・カード」を使った子どもの重篤な危機となるハザード予測の方法を紹介しました。  こどもOS研究会では子どもの行動観察から、子どもたちに特有の行為を、代表的な22のデザイン共通言語「こどもOSランゲージ」として抽出し、「プレイフル・デザイン・カード」としてまとめています。  先入観や社会通念の影響を知らず知らずのうちに受けている大人には、子どもの突飛な行動は理解できないものですが、これらのカードには、子どもに特有の行為から起こる危険とその回避のための「安全・安心コード」が記載されています。 「プレイフル・デザイン・カード」の詳細は、キッズデザイン協議会のサイトでご覧いただけます。 http://www.kidsdesign.jp/labo/  ミニワークショップでは2枚の写真を見て、子どもにとっての危険の要因(ハザード)をアフォーダンスの視点から見つけ出すグループワークを行いました。  アフォーダンスは、J.ギブソンが提唱する「環境が提供する行為の可能性」と言われていますが、こどもOS研究会ではそこに「複合動詞のチェックリスト」を当てはめ、行為の可能性を想像しやすくしているという話をさせていただきました。    「プレイフル・デザイン・カード(発想カード)」は、キッズデザイン協議会でお求めいただけます。  こどもOS研究の成り立ちを紹介した「こどもOSランゲージ(冊子)」とセットで販売しています。  価格は、キッズデザイン協議会会員は¥3,000-、非会員は¥5,000-、(いずれも税込/送料別)で購入していただけます。  ご購入のお申し込みは必要事項をご記入の上、キッズデザイン協議会までメールにてお問い合わせください。 キッズデザイン協議会 メールアドレス:info@kidsdesign.jp ...
78.こども園の児童を対象に「ぼくらの町のお散歩会!」を実施しました。
こどもOS研究会では、とれぞあ子ども園(大阪府泉大津市池浦町3 丁目5−8)の協力により、年中以上の園児(小学生の兄弟が同行)を対象としたお散歩会を実施しました。 当日は、園児8人・小学生4名の計12名の子どもたちに参加してもらい、泉大津市の穴師公園周辺を1時間程度散歩しました。 研究会では、散歩の最中で子どもたちの行動観察を行い、下記のような「こどもOS」を記録しました。 また、子ども園に帰ってきてからは、コクヨのキャンパスノートを使った「デコノート」づくりを楽しみました。   笑顔先生(加藤さん) 反復するもの アイキャッチ 通り抜ける路地 登らせるかたち 禁止の誘惑 ぴったり探し アンバランス 流れる水 揺れるもの メタ視 延長する身体 くぐりぬけ 対岸へ 触って確認 かみさま マインルール 囲われ感 ぬくもり ながら コクヨ(香山さん) デコノートづくり デコノートづくり デコノートづくり ドキュメンテーション(曽和先生) 記念撮影
79.「それ、こどもOSです」が第14回キッズデザイン賞を受賞しました!
こどもOS研究会の新冊子「それ、こどもOSです」が、第14回キッズデザイン賞を受賞しました! こどもOS研究会では、子どもの遊び行動に見られる特有の思考や行為を表した22の行動言語「こどもOS」について、性別・年代別の出現傾向を把握するため、2016年から2019年にかけて、保護者や子ども自身へのアンケート調査を行い、その結果を冊子にまとめました。   子どもにとって「遊び」は、身体的・精神的・社会的な成長発達のために、重要な役割を担っています。しかし近年、少子化に伴う早期教育の広がりや都市化による生活環境の変化が、遊びの「三間」と呼ばれる「時間・空間・仲間」を奪っています。 子ども時代の遊び経験が不足すると、大人になってからの自尊感情にも影響を与えるとも言われており、本研究では、今を生きる子どもの「こどもOS」の実態を捉えるため、定量的な調査を行うこととし、調査では直近半年間の「こどもOS」の出現率について、「よくある」から「全くない」までの5段階で保護者および子どもから890件のアンケート回答を得ました。 アンケート集計から「こどもOS(全22種)」の性別・年代別の特徴を細かく分析するとともに、予測の難しい突発的な危険を未然に防ぐための「ハザードチェックポイント」を併載し、安全配慮をも促す研究成果としました。 【企業名・団体名】:大阪府 / 積水ハウス株式会社 / 株式会社ジャクエツ / コクヨ株式会社 / 特定非営利活動法人GIS総合研究所 【作品名】:それ、こどもOSです 【部 門】:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門 【カテゴリー】: 調査・研究 掲載ページ:http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_200084 ■本件に関するお問合せ  〒559-8555 大阪市住之江区南港北1-14-16  大阪府産業デザインセンター 川本  電話:06-6210-9491 メールアドレス:info@oidc.jp ■キッズデザイン賞とは  キッズデザイン賞は、「子どもたちが安全に暮らす」「子どもたちが感性や創造性豊かに育つ」「子どもを産み育てやすい社会をつくる」という目的を満たす、製品・空間・サービス・活動・研究の中から優れた作品を選び、広く社会に発信していくことを目的に2007年に創設されました。 子ども用にデザインされたものはもちろん、大人・一般向けに開発されたものでも、子どもや子育てに配慮されたデザインであればすべてが対象です。 https://kidsdesignaward.jp/
80.キッズデザイン協議会 こどもos研究会デザイン発想ワークショップ
開催のリクエストを多くいただいておりますこどもOS研究会の「デザイン発想ワークショップ」を今年度も東京で開催いたします! 「プレイフル・デザイン・カードを使ったデザイン発想ワークショップ」 発想には論理的思考と直感的思考があると言われていますが、基本構造は知識や経験(記憶)をもとにした新たな組み合わせです。 しかし、大人は往々にして固定観念が邪魔をして自由な発想ができません。 子どもが本能的に行なっている振舞いや感性を捉え、それを22のデザイン言語に変換したのが「こどもOSランゲージ」です。 このカードを使ってあなたも子どものように既成概念にとらわれないデザイン思考を拡げてみませんか? 日 時:2019年5月16日(木)14:00~17:00  会 場:HAB-YU platform(東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー 3F) 対 象:商品企画・デザイン担当者、デザインや商品企画に興味のある方 定 員:20名 参加費:キッズデザイン協議会会員:無料  非会員:2,000円 問合せ:キッズデザイン協議会(港区虎ノ門 3-4-10 虎ノ門35森ビル7階) tel:03-5405-2141 info@kidsdesign.jp 担当:松村 詳しくはこちらをご覧ください。 http://www.kidsdesign.jp/info/?p=2775 <お申し込み方法> 参加ご希望の方は、必要事項を記載の上、メール(info@kidsdesign.jp)にて 5月10日(金)12:00までにお申し込みください。 必要事項:(1)会社名、(2)部署名、(3)お名前、(4)当日連絡の付く電話番号、(5)当日カード&冊子の購入をご希望の方はセット数をご記入願います。
81.2021キッズデザインアカデミーアイデアソン・オンラインワークショップ開催報告
皆さんこんにちは! こどもOS研究会のリーダー、大阪府産業デザインセンターの川本です。 去る8月24日(火)、キッズデザイン協議会主催(運営:特定非営利活動法人Deep People)の「キッズデザインアカデミーアイデアソン」がオンラインで開催され、こどもOS発想法を使ったワークショップを行いました。 昨年に引き続き、今回も熱心な大学生や大学院生たち20名に参加していただき、「未来のくらし」や「未来のあそび」というテーマでグループ発想を行いました。 zoomやmiroを使ったオンラインワークショップは昨年経験済みですので、私も少しリラックスしてWSに臨むことができました。 今回は、「こどもOS」とは何か?を理解していただくことをテーマに、誰もが持っている子ども時代の記憶から共通の価値観や信念を利用して発想につなげる方法を最初に説明して、組み立てて行きました。 ワークショップはわずか3時間でしたが、各グループがこどもOSを使った連想発想法にスムーズに入っていけたと思います。 ワークショップの終了後に、こどもOSのもう一つの特徴である、子どものハザード予測手法についても解説しました。 アンケート結果:参加者20名 受講して「よかった:85%」、 「ふつう:15%」 こどもOSは「すぐに役立つ:45%」、「将来役立つ:55%」 ワークショップの時間は「適当:70%」、「短い:30%」 ・こんなに考えたことがなかったので、最初はどのようにしたらいいのかが分からなかったです。しかし、アイデアをたくさん出していくうちに面白そうなアイデアが出てきて楽しかったです。 ・子どもの目線になって物事を考えていくのが面白かったです。 ・カードから話を広げる方法が楽しく難しかったです。 ・とても為になりました。子供についての理解の難しさを知ることができました。 ・子どもの心理とそれに対する危険が表裏一体になっているこどもOSランゲージカードはとても良いなと持った。新しい学びの連続で楽しかった。また、友達に子どもがいる子がいるのでこどもOSは役に立つなと思った。 ・子どもの視点に立った発想をするのはとても楽しかったし、自分も経験があることを含めたアイデア発想は非常に楽しかった。子どもの視点に立つことで考えられたり、理解できることが多かったので充実させることが出来た。 ・ハザードチェックなどの安全性を担保する段階は視点として持っていると実現可能に近づくのではないかと思いました。 ・グループで意見を出し合う時間が短いと感じました。 いつも思うことですが、こどもOS発想法を体験された方から、「楽しい」「面白い」「役に立つ」という率直な感想をいただくと、私もこの発想法に対して、さらに自信を深めていくことができます。 皆さん、ありがとうございました!
82.子どもの思考や行動に基づくアイデア発想法の紹介
大阪府産業デザインセンターは、2008年よりキッズデザイン協議会に自治体会員として参加し、協議会の活動である研究開発部会に「こどもOS研究会」を立ち上げ、リーダーを務めています。 こどもOS研究会メンバー【大阪府・積水ハウス・ジャクエツ・コクヨ ・NPO法人GIS総合研究所】2021.1月時点 主な活動として企業の製品開発に寄与するアイデア発想法の構築を行い、産業界への普及を行って参りました。 この度、私たちが開発した「こどもOS発想法」をご紹介するとともに、そもそも発想法とは何か?という観点に立ち、計4回に渡ってアイデア発想法を考察します。 【内 容】 こどもOS発想法「こどもの行動特性に学ぶアイデア発想法と子どものハザード予測方法」 (公社)大阪府工業協会の機関紙「商工振興」2020年10月号「子どもの思考や行動に基づく発想法の構築 ―その1 発想法とは何か―」 (公社)大阪府工業協会の機関紙「商工振興」2020年11月号「子どもの思考や行動に基づく発想法の構築 ―その2 こどもOS発想法―」 (一財)大阪能率協会の情報誌「産業能率」2020年11-12月号「こどもOS発想法 その1―」 (一財)大阪能率協会の情報誌「産業能率」2021年1-2月号「こどもOS発想法 その2―」 ダウンロード(PDF578KB) ダウンロード(PDF678KB) ダウンロード(PDF834KB) ダウンロード(PDF1.34MB)
83.「それ、こどもOSです」新冊子完成!
こどもOS研究会では、子どもの遊び行動に見られる特有の思考や行為を表した22の行動言語「こどもOS」について、性別・年代別の出現傾向を把握するため、2016年から2019年にかけて、保護者や子ども自身へのアンケート調査を行い、その結果を冊子にまとめました。   子どもにとって「遊び」は、身体的・精神的・社会的な成長発達のために、重要な役割を担っています。しかし近年、少子化に伴う早期教育の広がりや都市化による生活環境の変化が、遊びの「三間」と呼ばれる「時間・空間・仲間」を奪っています。 子ども時代の遊び経験が不足すると、大人になってからの自尊感情にも影響を与えるとも言われており、本研究では、今を生きる子どもの「こどもOS」の実態を捉えるため、定量的な調査を行うこととし、調査では直近半年間の「こどもOS」の出現率について、「よくある」から「全くない」までの5段階で保護者および子どもから890件のアンケート回答を得ました。 アンケート集計から「こどもOS(全22種)」の性別・年代別の特徴を細かく分析するとともに、予測の難しい突発的な危険を未然に防ぐための「ハザードチェックポイント」を併載し、安全配慮をも促す研究成果としました。 子どもの遊び行動の意味が分からず、子育てに不安を抱える方々に対し、積極的に子育てを楽しんでいただくための参考知識としてご活用ください。 (なお、配布用の冊子については、今年度9月を目処に増刷を予定していますので、またご案内させていただきます。)
84.ORIST技術セミナー・ビジネスマッチングブログ(BMB)第45回勉強会(報告)
令和元年8月6日(火)、マイドームおおさか 4階 研修室(大阪市中央区)にて「こどもOS発想法・理想のワーク環境」を行いました。 当日は、キッズデザイン協議会の会員企業や大阪の中小企業、関西の大学生など、18名の方にお集まりいただきました。 こどもOSランゲージ、および、こどもOS発想法の講座の後、コクヨさんからご提供いただいたテーマで、和気あいあいとグループワークを行いました。 アンケート結果(18名) Q1:性別 男性 12名(67%)  女性 6名(33%) Q2:こどもOS発想法のワークショップは満足されましたか? 満足 13名(72%) ほぼ満足 4名(22%) 無回答 1名(6%) 自由回答 こういったグループワークは同年代でやることが多かったので、年上の人、社会人の人とやるのは新鮮でした。 色んな人と一緒にひとつのことを考えるのは、とても楽しく成長につながる。 ブレスト等でアイデアを発想する際に「こどもOS」の考え方は効果が高いと感じたからです。 こどもOSについて理解することができた。 カードを起点に強制的に発想できるので、行きづまることも少なく、よいと思いました。 面白かったです。論理が整理されていて、とても素晴らしいと感じました。 こどもの発想自体を思い出させてもらった。確かに普段の生活で発想しないことが多かった。 普段とは異なるユニークなアプローチでアイデア出しができた。 ほぼ初めてのワークショップをやってみて、すごく難しかったですが、いろんなひとの発想がすごく面白かったです。 たくさんの意見を聞くことができ、刺激を受けました。 こどもOSについて学ぶことができました。 他分野の方の意見、アイデアが参考になりました。 色々な業種の方と一つのテーマに対して議論できたこと。 ワークショップの時間はもう少し長くして欲しい。 既成の考え方で固まった自分の頭とセミナー内容とにギャップがあった。 思ったよりも話し合いの中で広がりとまとまりが実感できて良かったです。 Q3:ワークショップで得た情報は、仕事で役立つと思いますか? すぐに役立つ 7名(39%) 将来役立つ 10名(56%) その他 1名(6%) 自由回答 作品制作などでテーマとコンセプトをつなげるのに役立ちそう。 お客様やWSの時に役に立つ。 一度、社内のアイデア発想WSで使ってみようと思いました。 商品の企画をする上で、新しいアイデアを求められることが多いので、早速、帰社して実行して見たいと思います。 子どもOSはほぼ全員が共感できると思うので、きっかけとしてすごく良い。プレゼンはどのカードを選んだか分かるようにすべき。 アイデア出しをいつもやっているので、新たなメソッドとしてトライしてみたい。 着眼点・開発視点に利用可 企画・デザイン提案が主な仕事なので、活用する機会があると思います。 違った切り口で物事を考えられそう。 発想力や柔軟性は考え方に必要であると思います。 もう一度、自分なりに整理をして取り入れます。 今後、研究で子ども関連をするかもしれないため。 今は機会が無いですが、将来、実施する可能性があると思います。 何度かメンバーを変えて行うことが有効かもしれません。 子供環境を仕事としているので非常に勉強になりました。 まだわからない。方法としては使える可能性はあると思いました。 Q4:内容や進め方はいかがでしたか? よかった 16名(89%) ふつう 2名(11%) Q5:演習時間はいかがでしたか? 適当 17名(94%) 短い 1名(6%) ...
85.「こどもになって発想してみよう!」2019 デザイン発想ワークショップ開催報告
令和 元年5月16日(木)にHAB-YU platformにて開催された「こどもOS発想法ワークショップ」について、開催報告をいたします。 当日は、キッズデザイン協議会会員企業や一般企業、大学関連など、12名(オブザーバー3名)の参加がありました。 こどもOSとは何か? こどもOSによる発想法とは? について、「書斎」をテーマに実践的なワークショップを行いました。 アンケート結果 Q1:性別 男性 3名(30%)  女性 7名(70%) Q2:年代 20代 4名  30代 2名  40代 1名  50代 1名  60代 2名 Q3:受講動機 業務に関連した情報だから 6名  テーマに興味がある 4名  上司・同僚・先生に勧められて 2名  研修の一環として 1名  他では得られない情報だから 1名  自己啓発 1名  業務に直接必要な情報だから 1名 Q4:受講感想 よかった 9名(90%) ふつう 1名(10%) Q5:得た情報はすぐに役立つか すぐに役立つ 4名(40%) 将来役立つ 5名(50%) その他 1名(10%) Q6:内容や進め方について よかった 8名(80%) ふつう 1名(10%) その他 1名(10%) Q7:演習時間 適当 8名(80%) 長い 1名(10%) 短い 1名(10%) 自由回答 新たな視点を得ることができました。 大変おもしろいワークショップに参加させていただきました!会社に戻って社内の人とやってみたいなと思います。 アイデア発想のプロセスを学び、実際にグループワークで実施していき、多くの視点やアイデアが見えて、大変おもしろかったです。 カードを組み合わせていくことで、色々な発見や広がりが生まれることを知りました。 子どもの視点に戻って発想してみよう、という考え方がおもしろく、単語と単語が思っていないところで繋がり、新たなアイデアになるプロセスが体感できてよかった。 危険予測の手法など、カードの活用方法にフォーカスしたワークショップがあれば受けてみたいです。 ファシリテータの役割の重要性を痛感した。 こどもOSWSとデザイン思考WSの違いがあまり感じられませんでした。WS自体はおもしろかったのですが、期待していた内容とは違ったと感じています。 例えば、あるハザードをみんなで予測することで、こども脳と大人脳の違いを再発見する、みたいな事を想定していました。
86.こどもOS研究会・デザイン発想ワークショップ開催報告
皆さま、こんにちは! こどもOS研究会のリーダーを務めております、大阪府産業デザインセンターの川本です。 先日12月9日(水)に、キッズデザイン協議会主催の「こどもOS発想法ワークショップ」を行い、協議会の会員企業を中心に11名の方々に参加していただきました。 こどもOS発想法は、ステップ1から4までがアイデア発想で、ステップ5は子どものハザードチェックになります。 このうち、ステップ1から4までを、zoomのブレイクアウトルームとホワイトボード機能のmiroを組み合わせてワークショップを行いました。 今回、オンラインでのグループワークということで不安もあり、ステップ1から4までの思考例を事前に作成して説明させていただきましたので、発想法については理解していただけたと思いますが、個々人の通信環境やパソコンのスペック、オンラインツールの習熟度の差などで、グループワークに差が出てしまったのは反省点でした。 トライアンドエラーで、オンライン開催のノウハウも蓄積されていきますので、さらに完成度を上げていきたいと思います! 発想例 発想例 受講感想:6名 他の企業の方たちとアイディアを出し合ったりする機会が今までなかったので、刺激になりとても楽しかったです。   miroを使うことで、オンラインでも十分開催可能だなと思いました。zoomを含めて操作の慣れの問題はあるので、事前に事務局によるレクチャーがあってもいいと思いました。今回は比較的理解の深いメンバーが集まっていたようですが、もう少し一般だとどうなるのか気になりました。また、今はデザイナーや開発者に向けた発想法のワークショップになっていますが、カードの裏側をあまりつかわない今回までの範囲だと、もう少し広く、固定観念を取り払うための組織づくりのワークショップにも応用できそうな気がしました。楽しかったです。   一斉にオンライン化が進み、とても大変だったと思いますが、それも含めてとても勉強になりました。教材のこどもOSカードをワークショップ以外でも見てみて、企画の参考にしたいと思いました。この度は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました!   子どもの気持ちになって考えてみる、というワークショップ体験が初めてだったので、大変新鮮でした。オンラインでも創造的なワークショップができるんだ!という発見になりましたし、むしろオンラインのツールのほうが便利な点もあったので、それも良かったです!今回の経験は、今後私がワークショップを開催する時にぜひ参考にさせていただきたいと思っております!事務局の方には、とても丁寧にご対応いただいたと感じております。ありがとうございました。   初めてのオンラインで操作に手間どった。miroなど、事前に自由に使える期間があっても良いかと思いました。   形式に則ってアイディアをまとめていく…というのを意識的に実施できたので、今後の仕事にも役立てたいと思います。また、miroが面白いツールだなと実際に触れることが出来て良かったです。
87.「こどもOSランゲージを活用した子どものハザード予測手法の開発」が、HCD-Net AWARD 2020【優秀賞】を受賞しました!
キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」のデザイン研究成果、「こどもOSランゲージを活用した子どものハザード予測手法の開発」が、人間中心設計推進機構が主催する、HCD-Net AWARD 2020【優秀賞】に選ばれました!   本メソッドは、子どもの遊び行為から抽出した22の行動言語「こどもOSランゲージ」を基に、子どものハザード(回避しづらい危険)を予測する方法で、 あらゆる製品や環境(空間)を開発する過程での安全・安心の設計に寄与するものです。     「HCD-Net AWARD 2020」は、特定非営利活動法人(NPO法人)人間中心設計推進機構(略称:HCD-Net)が、HCD/UXD 活動における共有価値の高いナレッジ・ノウハウを表彰する制度です。   ナレッジ・ノウハウは、HCD-Netのページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。 https://www.hcdnet.org/.../award/5th_award/entry-1549.html  
88.「こどもになって発想してみよう!」デザイン発想ワークショップ開催報告
平成30年10月31日(木)に武蔵美デザインラウンジにて開催された「こどもOS発想法ワークショップ」について、開催報告をいたします。 当日は、キッズデザイン協議会会員企業や武蔵野美術大学学生など、27名の参加がありました。 こどもOSとは何か? こどもOSによる発想法とは? 「楽しい防災公園」をテーマに実践的なワークショップを行いました。 アンケート結果 Q1:性別 男性 13名(48%)  女性 14名(52%) Q2:年代 20代 11名  30代 6名  40代 4名  50代 3名  10代 2名  60代 1名 Q3:受講動機 テーマに興味がある 16名  上司・同僚・先生に勧められて 9名  業務に関連した情報だから 9名  研修の一環として 3名  他では得られない情報だから 3名 Q4:受講感想 よかった 24名(89%) ふつう 3名(11%) Q5:得た情報はすぐに役立つか すぐに役立つ 9名(33%) 将来役立つ 18名(67%) Q6:内容や進め方について よかった 19名(70%) ふつう 8名(30%) Q7:演習時間 適当 25名(92%) 長い 1名(4%) 短い 1名(4%) 自由回答 確かにおもしろいアイデアが生まれました! 論理的思考・おとなOSで考えていると、なかなか到達できないゴールに着地した実感があります。 貴重な体験ができました。今日得た内容や体験を職場の業務に限らず、子育てにも生かせそうなので、子育てにも応用したいです。 普段やらないデザインの発表にとまどったのですが、新しい分野に触れることができて楽しかったです。 既存の要素でも組み合わせることで全く新しいモノが生まれると感じました。 「防災公園」と言っても考え方、アプローチの方法は様々で、“普段考えない視点”から考えるために「プレイフル・デザイン・カード」は有効だと思います。 カードを購入したものの、活用できない現状でしたので、良い時間でした。またこのような機会があれば参加したいです。まだまだ頭が固いことを実感しました。 ブレーンストーミングのやり方が分かってよかったです。こどもOSの利用のし方も分かりました。とても楽しかったです。ありがとうございました。 こどもの行動について、改めて考えるきっかけとなりました。 とても学びとなるワークショップになりました。
89.静岡県ユニバーサルデザイン・工芸研究会 デザイン発想ワークショップ(報告)
平成30年12月12日(水)に静岡県工業技術研究所のお招きで「こどもOSランゲージ・デザイン発想ワークショップ」を行って参りました。 当日は、静岡県ユニバーサルデザイン・工芸研究会の会員、18名にお集まりいただきました。 こどもOSとは何か? こどもOSによる発想法とは? のレクチャーの後、「パーソナル・ファニチャー」をテーマに実践的なワークショップを行いました。 アンケート結果 Q1:性別 男性 12名(67%)  女性 6名(33%) Q2:年代 20代 5名  30代 0名  40代 6名  50代 5名  60代 2名 Q3:受講動機 研修の一環として 10名  テーマに興味がある 7名  業務に関連した内容だから 3名  自己啓発 3名  上司・同僚・先生に勧められて 3名  他では得られない情報だから 2名  業務に直接必要な情報だから 1名   Q4:受講感想 よかった 17名(94%) ふつう 1名(6%) Q5:得た情報はすぐに役立つか すぐに役立つ 6名(33%) 将来役立つ 12名(67%) Q6:内容や進め方について よかった 14名(78%) ふつう 4名(22%) Q7:演習時間 適当 17名(94%) 長い 1名(6%) 自由回答 このような「発想・アイデア」などのテーマで講習会を開いてくれるとうれしい。場所も交通アクセスも良かった。 全員参加型の研修会で非常に良かった。 普段はグループワークが少ない。グループワークの良さを実感できた。 ワークショップは時間が足りずに、中途半端で終わることが多いが、時間配分が良く練られていたと思う。 アイデア発想法は様々あるが、今後活用していきたい。 子供の気持ちになるのは難しかったです。 複合動詞というポイントを知りましたので意識したいと思います。 複数の人から出た一見バラバラなイメージ、言葉をヒントに1つの形にまとめていくことが出来て楽しめました。   【日 時】 平成30年12月12日(水)13:30~17:00 【会 場】 静岡県男女参画センター「アザレア」(静岡県駿河区馬渕1-17-1) 【主 催】 静岡県ユニバーサルデザイン・工芸研究会(静岡県工業技術研究所) 【講 師】 大阪府産業デザインセンター 主任研究員 川本誓文(キッズデザイン協議会 こどもOS研究会リーダー) 【対 象】 静岡県ユニバーサルデザイン・工芸研究会会員 【参加者】 18名 【内 容】 こどもになって、発想してみよう!「プレイフル・デザイン・カード」を使ったデザイン発想手法 「こどもOS」ランゲージの紹介とアイデア発想手法の説明 自己紹介(アイスブレイク) 「プレイフル・デザイン・カード」を使ったデザイン発想ワークショップ グループ発表 質疑応答
90.キッズデザインアカデミーアイデアソンでアイデア発想法のオンラインワークショップを行います
キッズデザイン協議会主催の「キッズデザインアカデミーアイデアソン」でこどもOS発想法を使ったワークショップを行います。 今回は、コロナウイルスの影響で、オンラインワークショップになります。初めての経験ですが、ツールが充実しているので、グループワークによるブレーンストーミングもできそうです。 詳細・お申し込みは、下記をご覧ください(学生限定です)。  [オンライン初開催] ~学生が企業へアイデア提案~ キッズデザインアカデミーアイデアソン 参加学生募集!!  自宅待機が続く学生の方々に、キッズデザインの視点を企業からレクチャーやワークショップで学び、学生独自の視点を活かして新しい価値を企業に直接提案する機会を創出 します。  今回オンライン開催とすることで、インターネット環境があればどこからでもご参加していただけます。本企画を通して、学生のプレゼン力向上と、集団生活ができない環境下での 子どもたちに対する新しい創造性やコミュニケーション力を育む斬新な提案を学生から発案されることを期待しています。  ぜひとも、お知り合いの大学生や大学院生がいらっしゃいましたらご紹介ください。 【日 時】2020年8月24日(月)~8月28日(金) 5日間プログラム      募集締切:2020年8月6日(木) 【対 象】高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生      またはそれらに準じる立場の方(地域は問いません)      キャリアアップしたい学生、課題解決力、発想力、プレゼン力などをつけたい学生 など 【定 員】先着30名 【参加費】無料 ※アクセスするためのデバイスや通信費は、参加者負担 【申込み】以下のURLからお申込みください。      https://peraichi.com/landing_pages/view/kidsdesighideathon 【主 催】特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 【協 力】未来価値創造大学校 特定非営利活動法人Deep People 【問合せ】特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 事務局       E-mail:info@kidsdesign.jp        〒105-0001 東京都港区虎ノ門 3-4-10虎ノ門35森ビル7階