2024年3月19日(火) 19:31 JST

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1.「こどもOS研」キッザニア甲子園を視察?
「こどもOS研究会」でオープン直前の「キッザニア甲子園」に視察に行って参りました!ワクワク!ドキドキ! キッザニアは、こども達が好きなお仕事体験にチャレンジし、楽しみながら社会のしくみを学ぶことができるエデュテインメントタウンです。    入口は、キッザニア国に飛行機で到着したという設定。空港で入国手続きを済ませます。    一歩足を踏み入れるとそこはこどもの国。2/3のサイズながらどこか異国情緒を感じさせるパビリオンは、期待を誘います。    キッザニアでの通貨は「キッゾ」。銀行でキャッシュカードを作ればATMでお金を引き出せます。    こちらはレンタカーショップ。車を運転するには運転免許試験場で免許証の取得が必要です。ガソリンスタンドで満タンにして返します。    キッザニアの消防署はこどもたちに大人気!火災現場では本物の水を放水して臨場感あふれる消化活動。お仕事をすれば5〜8キッゾがもらえます。    女の子に人気のお仕事は、ソフトクリームショップや飲食店。病院での新生児のお世話は、首のすわっていない赤ちゃん人形でリアリティがあります。    キッザニアには本格的なテレビ局もあります。出演者、カメラマン、ディレクターに分かれ、いろんな立場で番組づくりを体験します。    それぞれに童心に返ったあっという間の2時間でした。引率してくださった「クニさん、ヨコタンさん」好き勝手に行動してしまうメンバーでご迷惑をおかけしました。すいません。 こどもの活き活きとした様子を見ていると、「プレイフル・デザイン・スタジオ」でのワークショップ企画のヒントになることも数多くあり、今後に活かしたいと思います。 [tag:キッザニア甲子園]
2.新商品・新サービスの開発支援⇒「こどもOSラボ」をスタートします!
大阪府産業デザインセンターでは、2008年より、NPO法人キッズデザイン協議会内の調査研究部会「こどもOS研究会」(大阪府は自治体会員)にて調査研究を行ってきた「こどもの感性に学ぶ、アイデア/デザイン発想手法の開発」について、一定の成果が得られました。このため、これを府内の企業等の新商品・新サービス開発に役立てていただくために、人材育成/開発支援プログラム「こどもOSラボ」を実施いたします。 こどもを対象とする商品のみならず、広く皆様の参加をお待ちしております。   こんな悩みにお答えするラボです! 開発したいテーマはあるが、アイデアが思い浮かばない 既成概念にとらわれ過ぎて企画開発がうまく進まない 積極的な意見が飛び交う遊びゴコロのある開発会議を模索している 商品安全のためにこどもの行動特性を把握したい 【内 容】 企業のデザイナー、商品企画・開発担当者向けデザイン発想ワークショップ商品開発プロセスの上流である企画・デザインの場面で活用できる「こどもOSランゲージ・プレイフル・デザイン・カード」を使った、アイデア/デザイン発想法を府内の企業経営者、デザイナー、商品企画担当者等を対象に指導し、「こどもOS発想」による新たなモノづくりを支援します。 【対 象】 府内のモノづくり企業(優先)、キッズデザイン協議会会員企業等 【講 師】 大阪府産業デザインセンター 主任研究員 川本誓文 【時 期】 8月から定期的に開催 (開催日は別途調整) 【会 場】 マイドームおおさか4階セミナー室または、対象企業で実施 【時 間】 10:00から17:00(うち6時間) 【定 員】 企業単位で実施(10名程度)、複数企業によるワークショップ(30名程度) ラボのスタイルはニーズに応じて柔軟に対応いたします 【費 用】 無料(ただし、模造紙・ポストイット等の事務用品は企業負担、府内以外で開催の場合は企業側で交通費を負担願います) 【申込み・問合せ】 大阪府産業デザインセンター 川本 Tel:06−6210−9491 Fax:06-6210-9505 E-mail:info@oidc.jp 【こどもOS研究会メンバー】 大阪府(大阪府産業デザインセンター)、積水ハウス株式会社、株式会社ジャクエツ、コクヨ 株式会社、NPO法人GIS総合研究所   【キッズデザイン協議会内参考サイト】 プレイフル・デザイン・スタジオ ―子どもから学ぶ・おとなが変わる― こどもOSに基づくデザイン発想ツール「プレイフル・デザインカード」の開発と検証
3.第4回キッズデザイン授賞式速報
本日、第4回キッズデザイン賞授賞式に列席して参りました、大阪府産業デザインセンターの川本です。 リサーチ部門の最高賞をいただき、その意義と重みを実感しております。 これからも、関西のモノづくりに貢献するデザイン研究と開発支援を続けて参りたいと思います。 ご支援・ご協力いただきました皆様に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。 表彰状を手渡す、経済産業省 製造産業局 大臣官房審議官 市川 雅一氏(右) 賞状を受け取る、大阪府商工労働部長 杉本 安史(中央) こどもOS研究会リーダー企業、積水ハウス株式会社 総合住宅研究所 中村 孝之氏(左) 第4回キッズデザイン賞 フューチャーアクション賞(経済産業大臣賞)を受賞した、 こどもOS研究会のこどもの振舞い調査研究活動「プレイフル・デザイン・スタジオ」とデザイン発想手法「こどもOSランゲージ」
4.まちなみシンポジウムin大阪「基調講演」記事
こどもOS研究会の川本(大阪府産業デザインセンター)です。 久しぶりの投稿となりますが、本日(12/15)の日本経済新聞朝刊に、先月21日に開催された「まちなみシンポジウムin大阪」の内容が掲載されましたのでご報告いたします。   〈第1部〉基調講演のテーマは、「こどもの目線で考えるまち」 講師の上田信行先生(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科 教授)は、こどもOS研究会のフェローとして、様々な助言をいただいております。 私(川本)が特別ゲストとして招かれ、上田先生との対話(ダイアログ)を進めるような感じで、こどもOSを推進する立場から、愛着と誇りを持って、次代を担うこどもたちに引き継いでいけるまちづくりについて、提言を述べさせていただきました。   途中に、オーディエンス参加型のワークショップを織り交ぜ、会場の雰囲気も始終なごやかに講演が進行し、最後には万雷の拍手をいただいた中での幕となりました。   当日、会場に足をお運びいただいた皆様、ならびに、主催者の住宅生産振興財団の関係者、上田先生に、このような機会を与えていただきましたこと、感謝申し上げます。
5.第6回キッズデザイン賞 受賞
本日、第6回キッズデザイン賞の発表があり、『こどもOSに基づくデザイン発想ツール「プレイフル・デザイン・カード」の開発と検証』が ~子どもの未来デザイン クリエイティブ部門~(子どもの創造性、感性、五感を育み、自らが進んで創造的な行為に取り組むことを促すもので、新たな発想、工夫、手法があるものの中で最も優れたもの)として入賞いたしました。 こどもOS研究会では、認知心理学や教育工学・ワークショップの専門家を交えて、こどもたちの“遊び”や“楽しみ”に関する行動観察調査を行い、こどもの成長発達の過程で特徴的に見られる類似の行為や思考(=こどもOSランゲージ)を“21例”抽出しました。 プレイフル・デザイン・カードは、これらの情報を基に、建築・環境デザインやプロダクトなどのデザインの現場で活用していただくために開発した「デザイン発想ツール」です。 表側(白)には、個々のランゲージを誘発・増幅させるためのプレイフルな「デザインコード」を、裏側(黒)には、こどもの事故情報に関する各種データベースや“ISOガイド50”などを参照に、避けなければならない「ハザード」を予測し、その芽を事前に摘み取るための「安全・安心コード」を設けました。 このカードは、わが国の製品(商品)や環境デザインを、プレイフル且つ安全・安心なものへと推し進めることに貢献できるコミュニケーションツールであり、様々な開発の現場で「創造の触媒」として活用していただけるよう、大学や企業との連携を行い、カードを利用したデザイン発想プロセスの成果を検証するとともに、エビデンスを積み重ねています。   「こどもOS研究会」 大阪府(大阪府産業デザインセンター)/積水ハウス株式会社/大和ハウス工業株式会社/パナソニック株式会社/株式会社ジャクエツ環境事業/NPO法人GIS総合研究所 演習協力:神戸芸術工科大学、同志社女子大学、京都市立芸術大学 カード制作協力:芳川紙業株式会社 応募にあたり、ご協力いただきました関係各所の皆様に改めてお礼申し上げます。 ありがとうございました。
6.プレイフルデザインスタジオ(PDS)サイトの再開のお知らせ
プレイフルデザインスタジオ(PDS)サイトの再開のお知らせ 第三者の不正アクセスによる改ざんが判明したため、5月18日付けで報道提供させていただいたとおり、サイトを閉鎖しておりましたが、このたび原因調査と対策が完了し、再開しましたので、お知らせします。 ご利用いただいております皆様には、ご迷惑とご不便をおかけしましたこと、深くお詫びを申し上げます。 記 1 ホームページの閲覧再開日時  平成23年6月24日14時 2 改ざんされた日時  平成23年5月18日14時22分 3 不正アクセスの詳細  ホームページサーバーの脆弱性を突いた攻撃により、一部のファイルに改ざんがありました。また、改ざんに伴いホームページ閲覧ができない状況となりました。 なお、今回の改ざんにより、ホームページを閲覧された方がウイルス感染等の被害を受けることはありません。 4 対応策  不正アクセス防止対策の見直し・強化を実施致しました。
7.「キッズデザイン協議会優秀事例発表会」開催のご案内
こどもOS研究会の活動成果をとりまとめた小冊子「こどもOSランゲージ」 の刊行に伴い、こども目線・こどもゴコロのデザイン発想法を、 キッズデザイン協議会会員や、関西のモノづくり企業の皆様にご紹介すると ともに、第4回キッズデザイン賞経済産業大臣賞受賞企業の優秀事例発表、 併せて、第5回キッズデザイン賞の募集ガイダンスも行います。  ※セミナー当日は研究報告小冊子「こどもOSランゲージ」を実費頒布 させていただく予定です。 ■日時 平成23年4月12日(火曜日) 午後1時30分から5時まで ■会場 梅田スカイビル タワーイースト36階 スカイルーム2 (大阪市北区大淀中1−1) ■定員 100名 (先着順定員を超えた場合はご連絡します。) ■参加費 無料  ■主催 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会「こどもOS」研究会 ■後援(予定) 近畿経済産業局 詳細お申し込みはこちら>>>
8.水都大阪2009水辺の文化座ワークショップのご案内
 水都大阪2009「水辺の文化座」ワークショップのご案内 こどもOSをみんなで体感しよう! キッズデザイン協議会「こどもOS研究会(代表:積水ハウス株式会社、大阪府〔大阪府産業デザインセンター〕)」では、平成21年度に大阪や京都の小学校(小学3〜4年生)を対象に実施して参りました、「ぼくらの町のお散歩会!」こどもOS(こどもの振舞い)調査研究結果を水都大阪2009アートプログラムにて紹介いたします。 階段状のタワーやひみつの通路、飛び石、触覚体験(水遊び)などなど・・・。 こどもたちが大好きな遊びの空間を段ボールなどで作り、こどもたちに開放すると同時に、おとなにもこどもOSを体感していただきます。 会場では、身体をめいっぱい使った空間体験やアバター(分身人形)づくりなども楽しんでいただけます。 併せて、平成21年度「ぼくらの町のお散歩会!」の調査資料(こどもの振る舞いの写真や映像等)を、会場内に展示いたします。 と き:2009年8月26(水)から28日(金)11:00〜18:00 ところ:中之島公園会場内 文化座劇場 交通アクセス: 地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋駅」徒歩8分 地下鉄堺筋線・京阪本線「北浜駅」徒歩3分 京阪中之島線「なにわ橋駅」徒歩5分 ※会場へのお越しの際は、駐車場、駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。 ※保護者の方へお願い:本ワークショップでは、当日のこどもたちの様子を記録いたします。記録した映像や写真は、本サイトでの開催報告やDVD等にまとめて当研究会の「こどもOS(こどもの振る舞い)調査研究資料」とします。ご理解・ご協力の程よろしくお願いします。 参加費:無料 お申込み:原則不要(26日は招待小学生限定です) 当日に会場、または、水辺の文化座インフォメーションまでお越しください。 ※入場多数の場合は整理券を配布させていただく場合があります。ご了承ください。 問合せ:大阪府産業デザインセンター/NPO法人キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」川本・西村・谷合 電話:06-6949-4791 FAX:06-6949-4792 メール:pds@oidc.jp    ワークショップ・プログラム   つくろう!こども空間 8月26日(水) (招待小学生限定のプログラムですので一般の方はご参加いただけません) 午前 11:00〜13:00(招待参加者約20名) 午後 15:00〜17:00(招待参加者約20名)   「ダンボールを組立てて、積み上げ、通路を作ろう!」 大阪や京都の小学校で、こどもOS研究会が行ったワークショップ「ぼくらの町のお散歩会!」に参加してくれたこどもたちを対象とした参加型のワークショップイベントです。 ダンボールなどを使って通路(迷路)や隠れ家などを作ります。 ファシリテータ:カブリモノ作家  チャッピー岡本 チャッピー(chappy)は「change + happy」の造語で、「カブリモノを通して、みんなをハッピーに変えたい!」という意味が込められています。 京都市立芸術大学美術学部卒業後、企画・デザイン会社でグラフィック・パッケージデザイナーとして活躍。 世界パッケージコンテストほか多数の受賞歴。 独立後は、カブリモノ作家として1シートでかぶれる作品を発表し、楽しく参加できる「カブリモノ変心塾」を全国で開催。 また、ディスプレイ、プロダクトなど幅広いデザイン活動を展開中。 著書に「カブリモノ de へ〜んしん!」(かもがわ出版)など。 メディア出演多数。 詳しくは、カブリモノ.com( www.kaburimono.com ) ...
9.『プレイフル・デザイン・スタジオ』が第4回キッズデザイン賞を受賞
この度、こどもOS研究会の調査研究活動「プレイフル・デザイン・スタジオ」が、 第4回キッズデザイン賞 フューチャーアクション部門 経済産業大臣賞 を受賞しました。 こどもOS研究会では、おとながこども目線やこどもゴコロ(おとなの中のこども性)を持って、こどもと接することにより、見えてくるこどもの行為(アフォーダンスなど)について観察調査を行い、環境(モノや空間構造)と、こどもとの関係性を読み解き、「こどもOSランゲージとデザインコード」 (こどもOSの実例集と開発の指標)としてまとめました。   これらのデータやデザイン発想法を、こどもの安全・安心の商品開発に役立てるとともに、先入観や社会通念のフィルターを通さないこどもの発想や行動・感性(=こども性)などをデザインイノベーションやデザイン人材の育成につなげていきます。   こどもOS研究会の活動フィールドである「プレイフル・デザイン・スタジオ(ワークショップ)」にご参加いただきました皆様には、示唆に富んだ様々な助言やヒントをいただきましたこと、ここに厚くお礼申し上げます。 こどもOS研究会では本年度、こども目線・こどもゴコロのデザイン発想法の小冊子をまとめる予定です。 皆様方には引き続き、ご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。(こどもOS研究会 リーダー 川本)   【審査員コメント】 リサーチ分野/フューチャーアクション部門 100231d3『プレイフル・デザイン・スタジオ—こどもから学ぶ・おとなが変わる—』 「「子ども目線で世界を見る」という切り口でキッズデザイン開発の視点をパターンランゲージ化した斬新かつ意欲的な取り組みである。 美術教育のみに終止していた我が国において、デザイン教育のOSを構築した意義は大きく、キッズデザインの普及啓発の大きな力になってくれることを期待する。」   こどもOS研究会 メンバー:大阪府(大阪府産業デザインセンター) /積水ハウス株式会社/大和ハウス工業株式会社/パナソニック電工株式会社/株式会社ジャクエツ環境事業/NPO法人GIS総合研究所 フェロー:上田伸行 同志社女子大学現代社会学部こども学科 教授 山内保典 大阪大学コミュニケーション・デザインセンター 特任研究員 ムラタチアキ 株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役 協  力:曽和具之 神戸芸術工科大学デザイン学部プロダクトデザイン学科 准教授 水野哲雄 京都造形芸術大学芸術学部こども芸術学科 教授
10.Playful Design Studio@SUNTORY MUSEUM[Tempozan]5,Sep,2008
 9月5日、サントリーミュージアム[天保山]にて、プレイフル・デザイン・スタジオ第1回ワークショップ 「こどもOS再発見!」が行われ、こども目線・こどもゴコロでとらえた写真から、こどもの感性や思考、行動をおとなが読み解きながら「こどもOS」を考えていくという新しいスタイルのワークショップに、多数の熱心な方々にご参加いただきました。 途中、落雷による停電に見舞われ、ドキュメンテーション途中のパソコンがシステムダウンするというハプニングがありましたが、それにもめげない強力なスタッフのチームワークとムラタチアキ氏のリーダーシップに支えられ、なんとか無事に終えることができました。 この場をお借りして、皆様にお礼申し上げます。「ありがとうございました。」   ( 画像をクリックすると実寸大表示できます。 ) 主  催 NPO法人キッズデザイン協議会 こどもOS研究会 こどもOS研究会リーダー 大阪府産業デザインセンター  川本 誓文 積水ハウス株式会社      中村 孝之 ワークショップ ファシリテーション ムタラチアキ  ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役/METAPHYS代表 アイスブレイク ファシリテーション 古市  宝  サントリーミュージアム[天保山] ドキュメンテーション・リフレクション  曽和 具之  神戸芸術工科大学 准教授  司  会 河崎 由美子  積水ハウス株式会社 ハートフル生活研究所 協  力 サントリー株式会社 サントリーミュージアム[天保山] ドキュメンテーションスタッフ 徳永 智美  神戸芸術工科大学  佐藤 久恵  神戸芸術工科大学  福田 亮子  神戸芸術工科大学  本田 美美  神戸芸術工科大学  物袋 卓也  神戸芸術工科大学  テーブルスタッフ 尾崎 志保     同志社女子大学 齋藤 ミホ     同志社女子大学 毛利真緒子     同志社女子大学 スタッフ 中村 孝之  積水ハウス株式会社 ハートフル生活研究所 河崎 由美子 積水ハウス株式会社 ハートフル生活研究所 篠崎 由佳  積水ハウス株式会社 商品開発部      高瀬 愉理  大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所  川添 博史  特定非営利活動法人 ...
11.キッズデザインシンポジウム2013 「こどもOSとデザインイノベーション」のご案内
キッズデザインシンポジウム2013 こどもの感性に学ぶ・デザイン創造「こどもOSとデザインイノベーション」 こどもOS研究会の研究成果、「プレイフル・デザイン・カード」を使ったデザイン発想法を、キッズデザイン協議会会員や関西のモノづくりに携わる企業の皆さまにご紹介するとともに、こどもの感性に学ぶ・デザイン創造について、各分野の専門家の方々との対話を深めながら、その意義について参加者の皆さまとともに考えます。ぜひ、ご参加ください。 【日 時】3月4日(月曜日)13:30−16:45(開場13:00) 【会 場】梅田スカイビル(〒531-6023 大阪市北区大淀中1-1)タワーイースト36階 スペース36R 【定 員】100名(定員に達し次第閉め切ります。) 【参加費】無 料(ただし、交流会参加費2,000円) 【主 催】キッズデザイン協議会こどもOS研究会 【後 援】:近畿経済産業局、大阪府 【内 容】  ・研究報告:こどもの感性に学ぶ!「こどもOSランゲージとプレイフル・デザイン・カードの活用について」              川本誓文 大阪府産業デザインセンター 主任研究員 ・講演1:「まもなく認証開始。キッズデザインガイドライン」             持丸正明 氏 産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター センター長 ・講演2:「子どもと考えるデザイン」             大月ヒロ子 氏 有限会社イデア代表取締役 ミュージアムエデュケーションプランナー ・講演3:「初等教育に《でざいん》という授業を」   ムラタチアキ 氏 京都造形芸術大学プロダクトデザイン学科教授/ソーシャルデザインインスティチュート所長 株式会社ハーズ実験デザイン研究所 / METAPHYS 代表取締役 ・パネルディスカッション:「こどもOSとデザインイノベーション」 パネリスト:持丸 正明 氏 大月ヒロ子 氏 ムラタチアキ 氏 中村 孝之(積水ハウス株式会社/こどもOS研究会リーダー) モデレータ:川本 誓文 ◆開催概要(PDFデータ1.2MB) ◆申し込み方法など詳細は以下のサイトをご覧ください。 http://www.kidsdesign.jp/info/20130202_01.html
12.第6回きずなをむすぶワークショップ
みなさんこんにちは、PDS事務局の川本です。 澄んだ青空に風も心地よい9月。まちなかジーヴォ箕面粟生新家で19日の土曜日、「第6回きずなをむすぶワークショップ」が開かれました。 半年間、みんなときずなを深めたワークショップもいよいよ最終回。今回は「わ」がテーマ、「わ」は和であり環でもあります。最後はハウスメーカーらしく、大きなダンボールでおうちを作り、仲良くなったお隣さんどうしで街をつくります! 今回は名札の代わりに表札を書いてもらいました。野暮な前置きは不要、さっそくおうちづくりのスタートです! 実はこのダンボールのおうち、結構大人もはまります。お母さんも童心に返り、お父さんは目が真剣です。 専用のダンボールカッターで、ドアや窓を開ける時って、何でこんなに楽しいんでしょうね? カラー・ダンボールも用意しました。赤い屋根にしたり、青いドアにしたり。「ボク、ミドリのじゅうたんにしようかな?」 別室では「アバターづくり」。アバターとは“分身” カラフルなカーテンの生地で服を作ったり、ビーズで目や口を付けたり・・・。 アバターはこどもの自由な発想で、自分やパパ、双子の赤ちゃんになったりしてダンボールのおうちの住人になります。 ダンボールのおうちは内装にかかっている様子。窓にカーテンを引くとグッと家らしくなりますね。 窓の形も様々で、かわいい♡型や大仏のご開帳型も? 窓から覗く顔は、みんな笑顔です! みんなそろそろ完成です!思い思いのところに家を置いてガムテープで固定します。ドアを開けてお隣さんとご挨拶。 各家庭に糸電話も開通したようです。「もしもし、お母さん! 私の家いいでしょ?」 それぞれ自慢の家の特長を紹介してもらいました。「寝転がれてオバケもいるの」「赤い三角屋根が好き!」「天窓があって明るいの!」 街ができたところでa〜yuの坂元さんのピアニカ伴奏で「さんぽのうた」の合唱です。「あるこう♫あるこう♪わたしはげんき!・・・」 最後に待っていたサプライズ。それは、みんなから私と大和ハウスの高瀬さん、村岡さんへの色紙のプレゼント!!!たかちゃんの目に思わず涙が・・。 エンディングは、仲良くおうちの前で記念撮影。(ちなみに、こどもたちの作ったダンボールハウスはそれぞれのお家へお持ち帰り!完売しました(笑) 参加していただいた皆さん、地域ボランティアの柴崎さん、野崎さん、a〜yuの坂元さん、市民活動フォーラムみのおの有光さん、須貝さん、同志社女子大の多田さん、どうもありがとうございました。 皆さんとの絆を結ぶいい思い出ができました。またどこかでお会いしましょう! [tag:きずなをむすぶワープショップ ダンボールのおうち アバター 市民活動フォーラムみのお]
13.第2回キッズデザイン賞 表彰状が到着
キッズデザイン協議会から、第二回キッズデザイン賞、コミュニケーションデザイン部門入賞の表彰状が送られてきました。 ちょうどタイミングよく、同志社女子大学現代こども学科の上田先生(19年度プレイフル・デザイン・スタジオ検討会の座長)が打合せに来られていましたので、みんなで記念撮影をしました。 [tag:キッズデザイン賞]
14.Playful Design Studio@Osaka Prefectural Nakanoshima Library 24,Oct,2008
10月24日、大阪府立中之島図書館 文芸ホールにて、プレイフル・デザイン・スタジオ第2回ワークショップ 「大阪ことばからのイメージ創造」を行いました。 こどもに向けられた温かいまなざしの大阪ことば、「いちびり」「やんちゃ」「しっかりもん」「かいらし」からイメージする商品写真のテイストを、大阪ことばを使って分析していくという新しいスタイルのワークショップに、多数の熱心な方々にご参加いただきました。 歴史に培われた大阪ことばの魅力に気づかされるとともに、現代のデザイン発想にこそ、美しく優しい大阪ことばを取り入れて行くことの必要性を共有できたワークショップでした。 この場をお借りして、参加者およびスタッフの皆様にお礼申し上げます。「ありがとうございました。」   ( 画像をクリックすると実寸大表示できます。 ) 主  催 NPO法人キッズデザイン協議会 こどもOS研究会 共  催 大阪府立中之島図書館 こどもOS研究会リーダー 大阪府産業デザインセンター  川本 誓文 積水ハウス株式会社      中村 孝之 ワークショップ ファシリテーション 福井 栄一  上方文化評論家       川本 誓文  大阪府産業デザインセンター ドキュメンテーション・リフレクション  曽和 具之  神戸芸術工科大学 准教授  司  会 高瀬 愉理  大和ハウス株式会社 総合技術研究所 ドキュメンテーションスタッフ 本田 美美  神戸芸術工科大学  柴田あすか  神戸芸術工科大学  石川  泉  京都市立芸術大学  スタッフ 高瀬 愉理  大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所  櫻井 香織  大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所  寺島 正之  パナソニック電工株式会社 デザイン部   川添 博史  特定非営利活動法人 GIS総合研究所   上田  浩  特定非営利活動法人 GIS総合研究所   国司 輝夫  特定非営利活動法人 GIS総合研究所   中村 孝之  積水ハウス株式会社 ハートフル生活研究所 河崎由美子  積水ハウス株式会社 ハートフル生活研究所 谷合美哉子  大阪府商工労働部ものづくり支援課デザイン振興G 杉本  清  大阪府産業デザインセンター 川本 誓文  大阪府産業デザインセンター ...
15.キッズデザイン協議会こどもOS研究会がLIVING&DESIGNに出展!
大阪府産業デザインセンターは、「LIVING&DESIGNこれからの住空間要素展」に特定非営利活動法人キッズデザイン協議会の「こどもOS研究会」メンバーとして参加します。 「こどもOS研究会」は、こどもの振舞い調査研究から、こどもOS(こどもの行動・思考・感性などの傾向)を読み解き、安全・安心のものづくりや、クリエイティブデザイン人材の育成を目指して活動しています。 来場者には、名刺と引き換えに、こどもOS研究会の活動がわかる「こどもOSランゲージ」小冊子(写真)を進呈します。 ぜひ、キッズデザイン協議会のブースにお立ち寄りいただきますよう、お願いします。 OIDC 川本 ------------------------------- 国際見本市会場・インテックス大阪1号館 小間番号702 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 「こどもOS研究会」 2009/9/16(水)-9/18(金) http://www.fair.or.jp/living/
16.プレイフル・シンキング 仕事を楽しくする思考法
著 者: 上田信行(ネオミュージアム館長) ISBN:978-4-88335-220-3 発行所:宣伝会議 発行日:2009年07月05日 プレイフル・シンキング 仕事を楽しくする思考法 プレイフルとは、物事に対してワクワクドキドキする心の状態のことをいう。どんな状況であっても、自分とその場にいる人やモノを最大限に活かして、新しい意味を創り出そうとする姿勢とでも言ったらいいだろうか。 このネーミングはあるプロジェクトで僕たちがつけたものだ。「How can I do it ?(どうやったら実現できるだろう)」と考える人が、新しい仕事に対して「こうやれば実現できるかも」「あの人の助けを借りればうまくいくかも」とワクワクしながら戦略を練るときの気持ちは、まさにプレイフルな状態だといえる。(P16)     プレイフル・デザイン・スタジオの生みの親、上田先生の本「プレイフル・シンキング 仕事を楽しくする思考法」が出ました! こどものための学び環境の本と思いきや、仕事を楽しくしてしまおう!という、ビジネスマンを対象にしたスキルアップとも言うべき意識改革の本です。 遡ること2007年の春、大阪府は「こどもOS研究会」の前身とも言うべき「大阪キッズデザイン検討会」の座長として、同志社女子大学の上田先生を招き入れました。 “キッズデザイン”をキーコンセプトに、デザイン人材育成カリキュラムやモノづくり発想法を生み出し、企業を支援したいと漠然と思っていたのですが、どこから始めていいのか・・・とっかかりさえつかめません。 そんな矢先、上田先生は「会議をプレイフルにやりましょう!」と言い出したのです。 A3版の巨大な会議資料を用意し、会議室の床に車座に座り、ロールの模造紙を広げ、ポストイットを貼付け、お菓子をつまみながらジョークを飛ばす。 そして会議?は逐一ビデオに録画され、ドキュメンテーション(省察)されたのです。 世の中にこんな会議があっていいのか???カルチャーショックでした・・・。 しかし、普通の会議を想定していた初対面の人たちは急速に打ち解けていき、まるで十年来の友人であったかのように会話が弾みました。 そして、いいアイデアが次から次へと浮かんできました(まさに上田マジック!)。 今から思えば、私たちはこの本に書かれていることを全て実践してきたのです。そして「プレイフル・デザイン・スタジオ」と「こどもOS研究会」が生まれました。 遊びを通じてこどもから学ぶ安全・安心、空想力、創造力・・・デザイン発想。こんなに楽しい仕事のアプローチの仕方があるなんて不思議ですが、 モノを生み出す職業の人々は、何をおいてもプレイフルに、まずは自分が楽しんでみること。そうすればおのずと仲間ができあがる。上田先生の教えです。     [tag:こどもOS プレイフル・シンキング 上田信行]
17.「プレイフル・デザイン・カード」を使ったデザイン発想ワークショップ
キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」は、「こどもOSランゲージ(改訂版)」冊子とアイデア/デザイン発想ツール「プレイフル・デザイン・カード」 の発行を記念して去る3月13日(木)、“こどもOS”をモノづくりに活かす!「プレイフル・デザイン・カード」を使ったデザイン発想ワークショップを 武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ と特定非営利活動法人キッズデザイン協議会の主催により執り行いました。   デザインのアイデアは知識や経験に基づく創造が大切ですが、既成概念にとらわれがちです。 子どもの頃を思い出すと、もっと自由で、もっと直感的な発想をしていませんでしたか? 子どもが本能的に持っている自由な行動や感性を捉え、それを22のランゲージにしたのが「こどもOS」。 このカードを使ってデザイン思考を拡げよう! 思いがけないデザインが生まれるかも!? 【日 時】 3月13日(木)14:00~17:00 (受付開始13:30) 【会 場】 武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ(東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー5階) 【主 催】 武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジ / 特定非営利活動法人キッズデザイン協議会 【講 師】 大阪府産業デザインセンター 主任研究員 川本誓文 (キッズデザイン協議会 こどもOS研究会リーダー) グループワーク・サポート:こどもOS研究会メンバー 【対 象】 キッズデザイン協議会会員企業のデザイナー、開発担当者、およびデザインを学ぶ学生 【募集人数】 25名 (学生10名、キッズデザイン協議会会員15名) 【参加費】 無料 「プレイフル・デザイン・カード」の特長 ・誰もがこどもの頃に経験した遊びや楽しみを発想の“触媒”に! ・ファンタジーの二項式や異化作用を応用した情緒的な発想手法 ・こどもの行動特性(アフォーダンス理論)から予測するハザードチェック ・こども目線・こどもゴコロによるプレイフルなグループワーク  ( 画像をクリックすると実寸大表示できます。 ) 当日参加された方々のアンケート結果は以下のとおりです。 回収数:21 受講感想: よかった:21 仕事に活かせるか: すぐに役立つ:8 将来役立つ:12(うち学生9) その他:1 内容・進め方: よかった:19 ふつう:2 演習時間: 適当:9 長い:1 短い:11 自由記述: ・必ずしも子ども目線になる必要はなく、いかに生かすか・・ということに可能性を感じました。 ワークショップで学生以外の方と触れ合う機会は中々ありません。貴重な体験でありました。 ・大変いい内容でしたが、時間的にやや無理があったか? ・今日初めて会った人とブレストができたことはすごく面白かったです。 また、社会人の発表の仕方を聞けたりしてためになりました。 ハザードのステップ5までやりたかったです。 もう少し長い時間をとってもらって別パターンでもう一度受講したい。 ・職場のメンバーで共有します。 ・もっと「子ども」を軸に考えるのかと思っていましたが、それに限らず自由な発想を生み出す手法ということで新鮮に聞かせていただきました。 ...
18.第5回きずなをむすぶワークショップ
みなさんこんにちは、PDS事務局の川本です。 ようやく夏らしい日差しが照りつけるようになった8月、まちなかジーヴォ箕面粟生新家で8日の土曜日、「第5回きずなをむすぶワークショップ」が開かれました。 今回のテーマは夏らしく「みずあそび」。アイスクリームを作って食べたり、工作材料のプラバンや笹の葉で船を作ってプールに浮かべました。 きみちゃん、しばちゃん、まっちゃんはアイスクリームの仕込みに余念がありません。     名札づくりと挨拶も恒例になり、塗り絵にもひと工夫が見られます。今月の名札は“かき氷”     さっそく、みんながお待ちかねのアイスクリームづくりです。まずはアイスクリームがなぜできるのか?実験で〜す。 まず水の温度を測ってみましょう。「27℃」。それでは氷は?「0℃!」。じゃあ氷に、たかちゃんの持っている魔法の白い粒(塩です、念のため)を入れたらどうなる?「-1.9℃!、うわぁ、温度が下がった!」。この原理を使ってアイスクリームを作りましょう。     大きなジップ袋に氷と塩、その中の小さなジップ袋に牛乳、卵黄、砂糖を入れ、保冷袋に入れて後はひたすら振るだけです。 ここでa〜yuの坂元さん登場!曲はもちろん「アイスクリームのうた」です。「おとぎ話の王子でも 昔はとても食べられない アイスクリーム♪アイスクリーム♬ シャカシャカ シャカシャカ「できたー!」2回歌ってようやく完成です。     みんなで試食です。「あま〜い♡」「冷た〜い*」「お母さんもどう?」     汗も引いたところで、2階に上がって舟づくりです。今日の工作は「しょうのう舟」と「笹舟」「葦舟」づくり。 しょうのう舟は、プラバンとスチレンボード、ストローなどの身近な材料で作れます。     しょうのうとは「樟脳」と書いてクスノキの成分でできた防虫剤です。楠の葉をつぶしてみると、ミントのような香りがします。 しょうのうは、もちろん毒物ですからこどもたちが食べたり舐めたりしないように。取り扱いには注意し、換気した風通しのいい部屋か屋外で遊ぶようにしましょう。     ビニールプールにトユを渡して即席の笹舟流しです。ちょっと風情はありませんが・・・。葦舟は帆掛け船のように風で進みます。 昔懐かしいおもちゃの「ポンポン船」も登場。ロウソクで温められたパイプの中の水が押し出される力で進みます。     しょうのう舟の原理は、舟の前後の表面張力の差です。しょうのうが溶けることで、洗面器の中でミズスマシのようにスイ、スイーと進みます。    最後はビニールプールの中で記念撮影をしました。  参加していただいた皆さん、地域ボランティアの柴崎さん、野崎さん、松尾さん、a〜yuの坂元さん、同志社女子大の多田さん、どうもありがとうございました。 来月も報告します。お楽しみに! [tag:きずなをむすぶワープショップ みずあそび しょうのう舟 笹舟 アイスクリーム 市民活動フォーラムみのお]
19.子どもとあそび―環境建築家の眼―
著 者: 仙田 満 ISBN: 4-00-430253-6 発行所: 岩波新書 発行日:1992年11月20日  I あそびの原風景 スポーツクラブ よりの抜粋 野球クラブやサッカークラブに入って年長の子どもたちやリーダーと交流することは、子どもたちにとって良いことである。スポーツを楽しむことは子どもにとって大事なことだ。スポーツを否定するつもりはない。しかし小学生の子どもにとって、ルールを自分たちでつくるあそびの方が重要に思える。私は体育やスポーツの苦手な子どもだったが、あそぶのは好きだった。多くの場合、自分勝手にルールをつくってしまったのだ。 もちろん、私が子どものころから柔道や剣道などのスポーツのおけいこどとはあった。しかし、少なくともボールのスポーツはあそびだった。自由な服装で、ルールを自分たちでつくってあそんだ。ルールをつくることがポイントだった。 いま子どもたちが入っているクラブとしてのスポーツでは、ルールはすでにある。自分勝手につくってはならない。与えられるものであって、決して自由ではない。(P38)   プレイフル・デザイン・スタジオ第1回ワークショップでは、こども目線・こどもゴコロで捉えた写真から、こどもの感性や思考・行動を表すキーワードを読み解くというグループ演習を行ったのですが、そこで参加者自らが最も評価したことばとして「Mineるーる」がありました。 これは歩道の敷石、間隔のある道路の縁石、モニュメントなどから、色や形の差をこども自身が自然と読み取り、白と黒、凹と凸、セーフとアウト、ONとOFFなどの自分だけのルールに変換して、同じ色の部分を歩いてみたりピョンピョンと飛んで行ったりして、遊びにしてしまうという行動を捉えて的確に表現したことばです。 仙田氏の著書「子どもとあそび」の中にも、表現は違いますが、こどもたちがつくるあそびのルールの重要性について言及した箇所があります。 「Mineるーる」がこどもOSを構成することばの1つであることが立証できたような 気がします。   [tag:あそびのルール こどもOS]  
20.プレイフル・デザイン・スタジオ第4回ワークショップ「ぼくらの町のお散歩会!vol.1」
事後報告になりますが6月6日、東住吉区内の小学校でプレイフル・デザイン・スタジオ第4回ワークショップ 「ぼくらの町のお散歩会!」を行いました。 このワークショップは、小学校中学年のこどもたちとのお散歩会を通じて、こどもたちに特有の振舞いやこどもの価値観などを捉え、こどもOS研究に役立てようとする調査研究活動の第1弾です。 このように言うと、まるでこどもたちが一方的に研究の被験者のように感じますが実際にはそのようなことはなく、こどもたちが提案した楽しい場所を自らがレポーターになってビデオ取材を行い、撮ってきた映像をパソコンで編集するという、普段の授業や日常生活ではなかなか得られないような貴重な体験ができる、「遊び=学び」につながるような楽しいワークショップです。 参加してくれたこどもたちからは、 「みんなといっしょに遊べてよかった」 、 「カメラで写したり、リポーターをしたのが楽しかった」 、 「パソコンを使って文字を入れたり、操作するのが楽しかった」 などの好意的な感想をいただきました。 こどもOS研究会では本年度、小学校でのワークショップを計3回実施し、こどもOSの調査研究結果を水都大阪2009水辺の文化座アートプログラムにて体験型のワークショップとして報告する予定です(8月26日、27日、28日)。ぜひご来場いただきますようお願いします。 なお、今回のワークショップ実施に当たり、積極的にご協力いただきました子ども会役員の皆様、ボランティア学生の皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。 ( 画像をクリックすると実寸大表示できます。 ) 主  催 NPO法人キッズデザイン協議会 こどもOS研究会 共  催 連合子ども会 こどもOS研究会リーダー 大阪府産業デザインセンター  川本 誓文 積水ハウス株式会社      中村 孝之 ワークショップ・ ファシリテーション 山崎 亮  Studio L 代表 ワークショップ ・サブファシリテーション  高瀬 愉理  大和ハウス工業株式会社 総合技術研究所  ドキュメンテーション・リフレクション  曽和 具之  神戸芸術工科大学 准教授  ドキュメンテーションスタッフ 柴田あすか  神戸芸術工科大学  佐藤 久恵  神戸芸術工科大学  籾井 雄太  神戸芸術工科大学  門脇万莉奈  神戸芸術工科大学  川角 太一  神戸芸術工科大学  福田 真奈  神戸芸術工科大学  大西 宏明  神戸芸術工科大学  キーワード記録 多田 静香  同志社女子大学   大園麻里菜  同志社女子大学   林 亜津紗  同志社女子大学   石岡 良子  大阪大学大学院   こどもOS研究会 高瀬 愉理  大和ハウス工業株式会社 ...
21.天に落ちる その2
著 者:シェル・シルヴァスタイン 訳 者:倉橋由美子 ISBN:4-06-208537-2 発行所: 講談社 発行日:2001年10月31日 ぶくぶく よりの抜粋   ぶくぶく   こいつは   世界一のでかい水たまりだと見た   水を蹴散らして渡ろうとした   その結果これは   世界一小さくて   世界一深い湖だとわかった  (P91)   水たまりを深い湖として捉えることは一種の“見立て”です。 普通、おとなはそういうことをあまり考えなくなりますが、絵本作家やアーティスト、デザイナーなどは、シルヴァスタインのようにありふれた水たまりからも創造力を膨らませることができます。 それは、日常見慣れ過ぎて意味が固定されてしまったものに、全く違った見方や意味を与える「異化」という効果であり、未知なる造形を探究するデザインにとって不可欠なアプローチではないでしょうか。      [tag:見立て 異化 こどもOS]
22.ベベチオとつくる、未来の暮らしの歌 vol.1ワークショップのお知らせ
ベベチオとつくる、未来の暮らしの歌 vol.1ワークショップ 関西を拠点に活動されているユニット「べべチオ」さんと縁あって"こどもOS"を使って作詞のワークショップを行います。 メンバー:ベベチオ、NPO法人キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」(リーダー:大阪府産業デザインセンター、 積水ハウス)、うめさん(nxメンバー) 日 時:5月6日(火)13:00~16:00 12:30受付開始 場 所:グランフロント大阪 ナレッジキャピタル カンファレンスルーム C04(北館タワーC 8F) 定 員:30名 料 金:無料 対 象:大人 主 催:一般社団法人ナレッジキャピタル 参加申し込みはこちらから https://kc-i.jp/CGI/enq/bebechio140506/terms.cgi
23.ファンタジーの文法 物語創作法入門 その1
原書名 : LA GRAMMATICA DELLA FANTASIA〈Rodari, Gianni〉 著 者: ジャンニ・ロダーリ 訳 者:窪田 富男 ISBN: 4-480-02481-6 発行所: ちくま文庫 発行日:1991年9月25日 4  ファンタジーの二項式 よりの抜粋 ヴィクトル・シクロフスキー ※1 は、トルストイの持っている《異化(ストラニアメント)》(ロシア語で《ostranenije》)の効果を記述しているが、トルストイは、粗末な寝椅子のことを語るのに、以前に一度も寝椅子を見たこともなく、それがどんなことに使えるのかまったく知らない人物の語り口を使っているという。 《ファンタジーの二項式》においては、ことばは日常の意味で取り上げられるものではなく、日常的に果たしていることばの鎖から解き放されるものである。ことばは、互いに《引き離され》、《流浪させられ》、まだ見たこともない異郷の空でぶつけ合わされるのである。こうすることによって、ひとつの物語を生み出すよりよい条件があたえられることになる。(P42)   ある対談でグラフィックデザイナーの原研哉が、プロダクトデザイナーの深澤直人氏がデザインした、換気扇のような形の...紐を引っ張るCDプレーヤー(無印良品)を指して次のように述べています。 一見すると、どこが面白いのかよくわかんないんだけど、後で「あ、なるほど〜」と気付くデザイン。 紐を引っ張るとファンが回るって、もう皆知ってるわけだから自然に引っ張っちゃう。 でも実際は風はこなくて、ふわ〜っと敏感になった皮膚に音楽がそよいでくるわけだから、最初の瞬間は不思議なメカニズムを感じてしまうわけです。 その辺が彼の意図なんですね。その瞬間に「あ、なるほどー」と思うわけでしょ。 深澤さんのデザインは最初は普通すぎてわからないんだけど、やっているうちに「なるほど」「ワォ」ってそれが後ろにくる。 これを「Later Wow」と言っている。最初よりもその方が忘れがたいものになる。「First Wow」よりも印象的なんだと。 これは僕が言っているコンマ以下の世界みたいなものだと思うんだけど、ものの見方や感じ方をちょっと変えてみるだけですごく印象に残る。 それを探していくのが新しいデザインの世界ではないかなと。 やっぱり鋭いプロダクトデザイナーですよね。狙ってるポイントが他のデザイナーとは全然違うんですよね。小数点を出してきてるわけですから・・・。 さて、これをこどもOS的に解釈すると、換気扇とCDプレーヤーを結びつける深澤氏のファンタジーと遊びゴコロ。そして、みんなが知っている換気扇の機能を《異化》する(いい意味で裏切る)好例と言えるのではないでしょうか。 ※1 ヴィクトル・シクロフスキー『散文の理論』 著 者: ヴィクトル・シクロフスキー 訳 者:水野 忠夫 発行所: せりか書房 発行日:1971年1月 詩的言語への深い考察から見慣れた事物を〈非日常化・異化〉する方法が芸術の方法だとする画期的な視点から文学作品の構造や表現方法を緻密に分析し、文学の内的法則の確立をめざしたロシア・フォルマリズムの代表作。 [tag:異化 ファンタジーの二項式 こどもOS]
24.「ムーミンパパの手帖」の著者、東宏治さんを訪ねました。
書物に学ぼう!(こどもOS探究)のコーナーで何回か引用させていただいている「ムーミンパパの手帖」の著者である東宏治さんを、同志社大学言語文化研究センターに訪ねました。 フランス文学者である東氏がムーミンの物語に引かれた理由は、日本の社会にはない(日本ばなれした)ヤンソン独特の世界観です。 それでいて、日本人である自分のなかにあるものを引き出してくれる合わせ鏡のような存在。そこから得られる幸福感の原因を読者に伝えることができればという願いでした。 しかし、そのための(全体の図柄を仕上げる)有効な方法は、とうとう見つからなかった。という記述が「ムーミンパパの手帖」のなかにあります。 人は生まれたところ(それがふるさとと呼ばれるような田舎であっても都会であったとしても)から精神的な影響を受けるそうです。 建築家などはそれを『Genius Loci(ゲニウスロキ)』《ラテン語で土地の精霊・守護神》と呼びます。 ヤンソンの描く自然(海、森、小川、霧、木、岩、砂など、など)の物質感を、ほとんど官能的に感覚体験できるという 東さんは、徳島県の青黒い空と海を見て育ったそうです。 氏は来年には大学を退官されるそうで、琵琶湖を臨む比叡平で「風土論」を執筆したいと考えておられます。 おそらく「ムーミンパパの手帖」でやり残したことを、自分というフィルターを通して普遍化する作業になるのでしょうか。 帰り際、その著書に快くサインしていただきました。 そこに書かれたメッセージ『自然は大きな容れもの。善いものも悪いものも、何もかもはいった器です。』 これは、ヤンソンの自然観でもあります。 「この世界にあるすべての存在や事物を含んでいる自然には、相反するものが一切合切入っている。 その全体をまるごと認め信仰するならば、そのひとに心の平静や自由が訪れるのである。」 というものです。 私はこの自然ということばのなかに「こども」が含まれていると感じるが故に、この本に強く引きつけられているのです。
25.PDS第1回ワークショップ 「こどもOS再発見!」写真の読み解き結果
TEAM1・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM2・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM3・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM4・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM5・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM6・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM7・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)       TEAM8・こどもOSマップ(個人) こどもOSマップ(チーム)  [tag:ワークショップ こどもOSマップ]
26.プレイフル・デザイン・スタジオ第1回ワークショップ参加者募集のお知らせ
 ムラタチアキと楽しむ!こどもOSによる新しいモノづくり発想 「プレイフル・デザイン・スタジオ」 参加者募集のお知らせ 主催:キッズデザイン協議会「こどもOS研究会」(リーダー:大阪府産業デザインセンター、積水ハウス株式会社) 「こどもOS研究会」では、こども目線・こどもゴコロで考える、新しいモノづくり発想のためのワークショップ「プレイフル・デザイン・スタジオ」を開催します。 このワークショップでは、「こどもOS※(仮説)」を読み解き、社会の新たな価値創造につながる遊びゴコロに満ちあふれたデザイン発想を引き出すことを目的としています。 みなさまの参加をお待ちしています。 ※ 「こどもOS」とは、こども目線やこどもゴコロでものごとを見聞きし、感じ ることによってデザインの創造性を引き出す行為であり、こども本来が持っている能力(豊かな感受性や想像力、直感力など)ととらえ、コンピュータの基本 ソフトウェア(OS)になぞらえて命名しました。 【と き】平成20年 9 月 5 日(金)14:00〜17:45(開場13:30)交流会:18:00〜 自由参加 参加費:4,000円) 【ところ】サントリーミュージアム[天保山] 映像コーナー (大阪市港区海岸通1−5−10 地下鉄中央線「大阪港駅」下車徒歩約5分) http://www.suntory.co.jp/culture/smt/ ※希望者には、ワークショップが始まる前に同ミュージアムギャラリーで開催中の「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方観賞券を配布いたします。 【内 容】テーマ: こどもOS再発見! 小グループに分かれ、参加者から提出していただいた、こども目線・こどもゴコロで捉えた写真を囲み、こどもOSによる写真の読み解きから「イメージマップ(こどもOSマップ)」を仕上げていただきます。 <Menu 次  第> Antipast アイスブレイク(グループ分け・自己紹介) Primo Piatti 写真からのイメージマップづくり(個人作業) Secondo Piatti イメージマップの統合(グループ作業) Dolce グループ発表とこどもOSの考察 Espresso ワークショップの振り返り(省察) ファシリテーター:  ムラタチアキ 株式会社ハーズ実験デザイン研究所 代表取締役  METAPHYS 代表  古市 宝 サントリーミュージアム[天保山] ドキュメンテーション:  曽和 具之 神戸芸術工科大学 准教授 【対 象】「キッズデザイン」や「こどもOS」に関心をもつ企業開発者、デザイナー、学生 【参加費】無料 (交流会参加の場合は、4,000円を交流会場受付でお支払いください) 【定 員】32名(先着順受付、定員に達し次第締切) 【協 力】 サントリーミュージアム[天保山] 【申込み】 このワークショップは終了しました。 参加申込みページから必要事項(1.氏名、2.所属(企業・大学名、所属、学科名)、3.郵便番号/所在地、4.電話番号(固定または携帯)5.メールアドレス、6.ディック・ブルーナ展覧会鑑賞希望の有無、7.交流会参加[参加費:4,000円が必要です]の有無)を記載し、お申し込みください。後ほど、参加決定通知をお送りします。 参加者決定通知を受けられた方は、8月25日(月)17:00までに「こども目線やこどもゴコロ」が感じられるデジタル写真(1枚 640pix×480pix、1M未満、jpeg形式)を下記までEメールにてお送り下さい。 ...
27.あそびとまなびのバァ〜
みなさんこんにちは、PDS事務局の川本です。 6月18日、三条にある京都造形芸術大学のギャラリーARTZONEで一ヶ月に渡り、日替わりメニューで開かれている「あそびとまなびのバァ〜」展に、ゲスト講師として参加してきました。 私のメニューは、こどもOS(こどもの振舞い)を捉えた写真を読み解き、的確なキャッチコピーをつけるグループワークです。 この日はこども芸術学科の公開授業日で、1回生30人が参加してくれました。 まずは、持って行ったこどもOSの写真から、それぞれのグループで好きな写真を選んでもらいました。 いよいよ読み解きの開始!芸大生はやはり“やわらか頭”!「ムズカシイ〜」と言いながらも、ことばが斬新です。 1時間後に各グループの発表です。  「柵の向こうはネバーランド」  こちらは「ポッケにつめ放題」気持ち、分かりますね〜。 空き地の柵に架かるチェーンに腰掛けるこども「どこでもブランコー」  段ボールすべり。芝生じゃ滑らんなあ〜、で・・・「予想外」 「あたいのまほう うけてみるかぁぁ?」女の子らしい発想ですね。    おかあさんやったー!ここまで登ったよ〜。「あたしだけ!!」 短時間のワークショップでどうなるか心配でしたが、終わってみると魅力的なキャッチコピーがたくさん出て、レベルの高さに驚かされました。 こんな楽しいワークショップなら、またどこかでやってみたいですね。水野先生どうもありがとうございました。   [tag:こどもOS ワークショップ 京都造形芸術大学 こども芸術学科 あそびとまなびのバァ〜]  
28.ムーミンパパの「手帖」トーベ・ヤンソンとムーミンの世界(その1)
著 者: 東 宏治 ISBN:4-7917-6312-2 発行所: 青土社 発行日:2006年12月30日  22 ポリフォニー、その他の手法について よりの抜粋 『彫刻家の娘』のなかで、友達のポユーと少女ヤンソンとが絨毯の模の上でする遊びは、ムーミントロールの太陽の影と光の部分の踏みわけ遊びに変わっている。これは、ヤンソンの頭のなかで、絨毯の模様と、地面の斑模様との間にメタファー関係が生まれたということではないか。以下に、その二つの文章を並べて引用してみよう。   「私はポユーに大きな絨毯の上の沢山の蛇から逃げる方法を教えた。蛇から逃げるには、絨毯の模様の明るい色彩の全部の上を、その明るい色の縁に沿って歩くようにしなくてはならない。その縁の隣にある暗い色のところを踏めば、その人は負けになる。絨毯の暗い模様のところには、とても言葉では説明できないほどの沢山の蛇が群がっていると想像しなければだめだ。誰も他の人が想像した蛇など恐くないのだから、蛇がそこにいるのだと、自分で想像しなければならない ・・・(あと省略)(『彫刻家の娘』26ページ)   「そんなわけで、ムーミントロールはモランのことは忘れてしまい、朝の太陽が投げかけている長い影の中を歩きながら、一つの遊びを始めました。まず太陽の照っているところだけを歩かなければいけないのです。影は海の底知れない深みです。もちろん泳げないと考えてのことですけれどね。(『ムーミンパパ海へ行く』31/33ページ)(P223)   こどももおとなも楽しめる文学であるムーミン物語。 フランス文学者 東宏治氏の「ムーミンパパの手帖」は、トーベ・ヤンソンの深い世界観を数多くの引用と明晰な分析力で読み解いています。 その中に、プレイフル・デザイン・スタジオ 第1回ワークショップ で参加者から得られた、こどもOSキーワード「Mineるーる」を補強 する箇所がありました 。 ヤンソンが現実の出来事をファンタジー化する方法として東氏が分類する手法は三つ。「(出来事の)単純化」、「(登場人物の)移しかえ」、「(イメージの)膨らまし」です。この三番目の方法を東氏は、一種のメタファー化の操作だと言っ ています。 日本語で言うと「見立て」でしょうか。こどもたちの見立て遊びがファンタジーと同根であり、それはもちろんデザインの創造にもつながっているという ことでしょう。   [tag:あそびのルール こどもOS トーベヤンソン]  
29.プレイフル・デザイン・スタジオ 第3回ワークショップ 参加者募集のお知らせ
『気づき』からのデザイン 〜感覚を開き、脳を開く〜 「こどもOS研究会」では、こども目線・こどもゴコロで考える、新しいデザイン発想のためのワークショップ「プレイフル・デザイン・スタジオ」を開催します。 今回のワークショップでは気づき体験を通じて、おとなの思い込みや固着した価値観を見直し、こどもの頃の純粋な感性や直感力を活かしてデザインを引き出す試みに挑戦します。 感覚機能を研ぎ澄ませることによってイメージを膨らませ、そのイメージを行動表現の言語(アフォーダンス)に転換した後、具体的な空間に展開していくワークショップです。 このワークショップのプロセスはとても遊び心に満ちあふれています。 みなさまの参加をお待ちしています。 ※このワークショップでは、「こどもOS(仮説)」を読み解き、社会の新たな価値創造につながる遊びゴコロに満ちあふれたデザイン発想を引き出すことを目的としています。 「こどもOS」とは、こども目線やこどもゴコロでものごとを見聞きし、感じることによってデザインの創造性を引き出す行為であり、こども本来が持っている能力(豊かな感受性や想像力、直感力など)ととらえ、コンピュータの基本ソフトウェア(OS)になぞらえて命名しました。 【内容】   テーマ:「気づき」からのデザイン  〜感覚を開き、脳を開く〜 小グループに分かれ、下記のプロセスを通して「こどもOS」を体感します。 1.感覚を開く 箱のなかに隠されたモノに触れたり、缶の中のモノの音を聞くことで五感を覚醒させ、こどもの頃の遠い記憶などを呼び覚まします。 2.脳を開く ゲーム感覚で行う「気づき体験」を通して参加者の脳を開き、こどもOSのプロセスを体験します。 3.イメージから発想へ 体験によって開かれた感性と知性を発揮して、皆さんが日頃馴染んでいる空間創造の実習を行います。 4.振り返り グループ発表を行い、最後にワークショップの進行を撮影・編集した映像で振り返ります。参加者は、あらかじめ映像撮影があることをご了承ください。 ファシリテーション: 田中 賢 日本福祉大学 准教授  日本大学大学院理工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。 積水ハウスを経て、日本福祉大学准教授。 ユニバーサルデザインやユーザビリティの研究、福祉のまちづくりの研究などを行う。 日本建築学会、日本福祉のまちづくり学会、日本生活支援工学会員。 著書:「住環境のバリアフリーデザインブック(共著)」2002,彰国社ほか。 ドキュメンテーション&リフレクション: 曽和 具之 神戸芸術工科大学 准教授 千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了。博士(学術)。 神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科助手、講師を経て、同大学准教授。 専門は情報デザイン。記録と省察をテーマに、国内外でのワークショップドキュメンテーションを行っている。 プレイフル・デザイン・スタジオワークショップにおいても第1回目からドキュメンテーションを行っている。 【と き】平成21年3月13日(金)13:15から17:30まで(受付開始は12:45です) 【ところ】 應典院   大阪市天王寺区下寺町1丁目1−27 アクセス 地下鉄堺筋線・近鉄線「日本橋駅」8番出口より東へ徒歩約7分  地下鉄谷町線「谷町九丁目駅」3番出口より西へ徒歩約8分  近鉄線「近鉄上本町駅」3番出口より西へ徒歩約8分 【対 象】「キッズデザイン」や「こどもOS」に関心をもつ企業の企画開発関係者、デザイナー、デザイン・環境系学生など 【定 員】24名 (先着順受付、定員に達し次第締め切ります) 【参加費】無料 【交流会】ワークショップ終了後、会場近くで交流会を開催します。        参加費:3,500円 【申込み】大阪府のお申込みフォーム「こちら」からお申込みください。このワークショップは終了しました。 参加申込みページから必要事項(1.氏名、2.所属(企業・大学名、所属・学科名)、3.郵便番号/所在地、4.電話番号(固定または携帯)、5.メールアドレス、6.交流会参加の有無を記載し、お申し込みください。 後ほど、参加決定通知をお送りします。 ...
30.自分の中の子ども—谷川俊太郎対談集(その1)
著 者: 谷川俊太郎 発行所: 青土社 発行日:1981年10月26日  I 表現行為と子ども―大江健三郎*谷川俊太郎 大人の中の「子ども」 よりの抜粋 谷川 ぼくが子どものことを考えるときに、いつでもいちばん考えるのは、結局自分のなかの抑圧されている子どもなんですね。それが抑圧されているというふうに、簡単に言い切っていいかどうかよく分かんないんだけど、少なくとも抑圧されている面はあると思うんですよ。  たぶんどんな社会でも成人式とかそういうものがある以上は、大人は大人らしく振舞わなければいけないという社会的な規律があって、どんな人間でも子どもから大人へどうしても移行せざるを得ないわけだけれども、大人のなかに子どもの部分というのはつねに残っていると思うわけね、どんなに大人らしく振舞う人でも。   (中略) マザー・グースの話から飛んじゃったけれども、そういう自分のなかの幼児的な部分、あるいは少年的な部分というものを、それを抑えることで大人になりたいと同時に、それをまた解放することでなんか自分を自由にしたい、いつでも両方の心の動きがあるみたいなんですね。   大江 さきの分析にひきつけていえば、幼児において表現される人間の全体性がある。大人になることで、全体的のものから部分的な偏った存在に転落する、局限される。そうである以上、その自分を全体的に解放しようとすれば、その手がかりとして、自分のなかで抑圧されている子どもを蘇らせることが必要だと感じる、ということになるのじゃないでしょうか。 そうすると自分のなかで死んでいる子ども、抑圧されている子どもに、あらためて目を向けることは、人間の全体性を考える文学において、積極的な意味があるということになると思う。   谷川 そうですね。   大江 ぼくはその子どもを描くことと、批評家のある種の人たちがそれに対していう、幼児性への退行という言葉とを一度切り離したいと思うのですね。幼児的なものに過去と未来とがある、とユングがいうように、子どものイメージに自分を投げこむことは、必ずしも退行を意味しない。未来に向けておおいに一歩進んだのかもしれない。ついには死に向かっていく道のりで、大きい自由を獲得するための、全体性を獲得するための行為たりうるのかもしれない。そのようにして自分のなかにある子ども、あった子ども、未来にあるであろう子どもを解放していくことは、ほんとうに作品を全体化するし自由にするということがありえると思います。   谷川 子ども時代には自分のなかの子どもの部分を意識化することはできないわけですよね。それからそれを制御することもできないと思う。だからぼくなんかがいま、自分のなかの幼児的な部分に気がついて、それを何かの形で蘇らせようとするのは、やはり自分のなかの大人の部分であって、それは自分のなかの幼児的な部分を、悲しいことにどうしても制御しちゃうわけですよね。  だからそれは二面あって、制御できるから作品化というか言語化できるんだという面と、制御するしかないから、結局自分はほんとの子どもの至福というようなものは経験できないのだという。ときどきなんか書いててもそういう制御する自分の大人の部分というものがちょっといやになるということはある。(P31)   ここで語られている対象はこどものための絵本ですが、これを「こどものためのデザイン」ととらえ直してもいっこうに差し支えはないでしょう。 大人は総じて善か悪か、白か黒かをはっきりさせたがる よう です 。 しかし 、 押しつけの善意ほど始末の悪いものはないように( それを世間では偽善といいます )。 善と悪を 両極に 置いたつもりが、いつのまにか隣どうしだ ったなんてことも珍しくありません。 本音と建前というのもその親戚かもしれないですね 。 こどもはというと善も悪も白 も黒 も、 お隣どうしの 存在で常にその位置が入れ替わっているし 固着も していないという意味で全体性という言葉がしっくりくるのでしょう。 そこから考えていくと 「こどもはこうあるべきなのだ」とか「こうすればああなる」 式の 大人の 思い込みが ...