天に落ちる その2
- 2008年11月19日(水) 23:03 JST
- 投稿者: kawamoto(oidc)
著 者:シェル・シルヴァスタイン 訳 者:倉橋由美子 |
ISBN:4-06-208537-2 |
発行所: 講談社 |
発行日:2001年10月31日 |
ぶくぶく よりの抜粋
- ぶくぶく
- こいつは
- 世界一のでかい水たまりだと見た
- 水を蹴散らして渡ろうとした
- その結果これは
- 世界一小さくて
- 世界一深い湖だとわかった (P91)
水たまりを深い湖として捉えることは一種の“見立て”です。
普通、おとなはそういうことをあまり考えなくなりますが、絵本作家やアーティスト、デザイナーなどは、シルヴァスタインのようにありふれた水たまりからも創造力を膨らませることができます。
それは、日常見慣れ過ぎて意味が固定されてしまったものに、全く違った見方や意味を与える「異化」という効果であり、未知なる造形を探究するデザインにとって不可欠なアプローチではないでしょうか。
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