しのです
高松でのキッズデザインワークショップに参加してきましたので報告します。
私は大阪と高松、二つのワークショップを体験したのですが、そこでの大きな違いは“ワークショップ内で出てきたこどもOSのキーワードをどのようにデザインに応用していくか”まで参加者が考えた点です。こどもOSのキーワードを導き出した後に、次の二点においてそれぞれの考えを発表しました。
(1)こどもOSがこどもに果たす役割
(2)こどもOSが大人OSの我々に与える変化
これにより、こどもOSがなぜ有効なのかという事を最後に自分たちの言葉でまとめることができ実務に応用しやすくなったのではないかと思います。
1.足で噴水を触っている写真 |
2.自転車で跡をつけている写真 |
3.オブジェに登っている写真 |
写真から出たキーワード |
1〜3の写真を読み解いたなかで、「開拓者精神」というキーワードが新しいとムラタさんが反応してらっしゃいました。
各グループから出たまとめは、以下のようなものです。
(1)こどもOSがこどもに果たす役割
こどもの危険を回避できる(安全・安心な商品を開発)、こどもを叱らなくなる、探究心を伸ばせる、こどもの心理・色んな考えを理解できる、ステージを用意する→将来をよりよく、経験を与える(失敗もさせる)、こどもに対する安全策・予防策、教育のあり方
(2)こどもOSが大人OSの我々に与える変化
こどもの危険を回避できる、新しい発見・気づき、既成概念から解放される、好奇心、若がえり、普通のことでも視点を色々変えてみる、開拓者精神(失敗から学ぶ)、社会のしくみづくり、あたりまえのこと→新たな発見・感動・楽しみ
このまとめが最終で、実際にデザイン(カタチ)には落とし込んではいませんが、こどもOSがデザイン発想法のひとつとして有効であると確認できました。
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